2011.06.29 [ シカと狩猟を考えるシンポジウム狩猟・有害鳥獣捕獲・個体数調整 ]
シカと狩猟を考えるシンポジウムを開催します
近年生息数が増加し、深刻な被害を農林業に発生させている「ニホンジカ」と、
野生鳥獣保護管理(Wildlife Management)の重要な役割をになっている「狩猟」を
考える、「シカと狩猟を考えるシンポジウム」を開催します。
◆ 趣旨等
現在、野生鳥獣による長野県の農林被害額は、ここ数年、
年間13から18億円で高止まりに推移していることから、
野生鳥獣による被害対策が県政の重要課題となっている。
特にニホンジカの被害が全体の4割と大きく、
農林業被害はもとより南アルプス等の高山帯における食害被害も
深刻化している状況にあり、高山植物やライチョウ等 貴重な動植物の保護、
生物多様性の確保からもその対策が急がれるところである。
狩猟者は、単なる趣味の「捕獲者」ではなく、鳥獣の保護管理の「担い手」であり、
有害鳥獣捕獲に従事するなど、地域において大きく貢献し、
人と野生鳥獣との共存を推進するための大きな役割を担っている。
しかしながら、狩猟者の高齢化や減少も全国的な問題となっていること、
また平成23年から第3期ニホンジカ保護管理計画がスタートすることから、
多くの県民の皆さんに「狩猟の役割と意義」について理解を深める契機としていただくとともに、
地域が一丸となって問題の解決に取り組む気運を高めたい。
◆ 開催日時
平成23年7月30日(土)
◆ 開催場所
諏訪市文化センター(諏訪市湖岸通り5-12-18 電話:0266-58-4807)
◆ 主催等
主催:長野県
共催:(社)長野県猟友会、諏訪市、鹿食免振興会、諏訪商工会議所、
信州大学農学部野生動物対策センター、中部森林管理局、長野林政協議会、
諏訪地域森林づくり・林業振興会
◆ 内容
(1)基調講演 講演会は13:00~
演題:「狩猟が果たす野生動物管理への役割」
講師 梶 光一 氏 (東京農工大学大学院農学研究院教授)
(2)事例発表
演題:「第3期ニホンジカ保護管理計画の概要と捕獲促進のための方策について」
発表者 野生鳥獣対策室
演題:「鹿食免によるシカ肉活用の取り組みについて」
発表者 中沢 源雄 氏 (鹿食免振興会)
(3)展示ほか 狩猟のシミュレーション体験、狩猟免許相談、鳥獣被害防除資材の展示は10:30~
①ジビエ試食(鹿食免振興会) ジビエ試食は12:00~
②パネル展示:
・農林業被害の現状
・捕獲用具(わな等)などの展示
・野生動物対策センターの展示コーナー(信州大学農学部野生動物対策センター)
・ニホンジカの被害について(中部森林管理局)
・諏訪地域におけジビエ振興について(鹿食免振興会)
③狩猟のシミュレーション体験 (県猟友会)
④狩猟免許に関する相談コーナーの設置(県猟友会)
⑤鳥獣被害防除資材の展示(資材取扱い業者)
◆ その他
・ 入場・試食は無料ですので、どなたでも参加できます。
・ 駐車場に限りがありますので、出来るだけ公共交通機関でおいでください。
・ 自家用車の場合は出来るだけ乗合いでお願いします。
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