2012.05.16 [ 雑記帳 ]
野生獣肉からの放射性物質調査結果について
佐久地方事務所管内で捕獲したニホンジカの肉について、
放射性物質の検査を実施したところ、放射性セシウムは
厚生労働省で定めた「基準値」以下でした。
1 検査結果
(1) 検査機関:長野県環境保全研究所
(2) 検査日:平成24年5月14日(木)
検体1:ニホンジカ(メス)
捕獲場所:佐久穂町
捕獲年月日:平成24年4月21日
放射性セシウム:Cs-134… 3.6 Bq/kg Cs-137…4.4 Bq/kg
検体2:ニホンジカ(メス)
捕獲場所:佐久穂町
捕獲年月日:平成24年4月22日
放射性セシウム:Cs-134… 2.3 Bq/kg Cs-137…5.4 Bq/kg
検体3:ニホンジカ(オス)
捕獲場所:佐久穂町
捕獲年月日:平成24年4月29日
放射性セシウム:Cs-134… 4.9 Bq/kg Cs-137…7.8 Bq/kg
検体4:ニホンジカ(メス)
捕獲場所:軽井沢町
捕獲年月日:平成24年4月28日
放射性セシウム:Cs-134… 24 Bq/kg Cs-137…35 Bq/kg
検出下限値は1.9~3.6Bq/kgです。
2 基準値:一般食品 放射性セシウム 100Bq/kg
県では4月から基準値が引き下げられたことにより、より精度の高い
検査を実施しています。
検出下限値も以前は10Bq/kg 程度以上でしたが、今回は1.9~3.6Bq/
kgと大変低いため、以前なら「不検出」となっていたところが、数値とし
て表示されています。
また今回の検体を含め、佐久地方で捕獲されたシカ肉は自家消費以外に
流通経路に乗ることはありません。
引き続き、県では野生獣肉の放射性物質検査を行っていきます。
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