2018.05.30 [ その他【情報発信】信州「森に通う道」樹木巨樹・古木 ]
【信州「森に通う道」シリーズ】祝!林業遺産認定~「進徳の森」の巨木を訪ねて~(伊那市高遠町)
歩いてきた峰山寺や「進徳の森」方面を振り返ると、こんな感じです。
高遠は散歩するだけでも楽しい町ですね。神社仏閣も多く、御朱印帳を片手に歩くのも良いですが、サクラで有名な高遠城址公園もあり、巨木・古木マニアには最高です。
また、今回の「進徳の森」の林業遺産認定で、郷土出身の中村弥六氏の偉業を振り返ることができ、残された巨木に、藩校進徳館の「学び」の精神と、自立・自治に向かって邁進した先人の姿を見ることができました。
弥六氏の遺書には、「百年の後必ず我を知るものあらん」と記されています。これは様々な氏の政治的活動を振り返っての言葉のようですが、「進徳の森」について本人がコメントした記録は残っていない(見つかっていない)とのこと。謎は少し残っていますが、木や森は10年、20年では育たない、林政も国造りも百年の計だよと、「進徳の森」で百年の時を経て私達に語りかけているような気がしました。
明治150年の今年、皆さんも林業遺産に認定されたこの森を訪ねてみませんか?
※ 里山など案外身近な所で巨樹・古木は私たちの暮らしを見守っています。さて、次は、どんな巨木との出会いがあるでしょうか。
参考までに、これまでブログにアップした巨木情報のリンクを貼り付けます。
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