2017.03.21 [ 林業総合センター ]
林業機械伐倒シミュレータ体験
長野県林業総合センター指導部です。
山の奥で重い樹木を扱うことが多い林業の現場で徐々に機械化が進み、最近では高性能の林業機械が開発され、各地に導入されています。
これに伴い、高性能林業機会を操作する人材の育成も必要になってきていますが、機械本体が高額で、間違って壊してしまうと修理代もかさむことから、実際の機械を使って気軽に練習をするわけにはいきません。さらに、訓練のために実際の立木を何本も切り倒すことも簡単にはできませんし、そんなフィールドも探すのが大変です。
こうした中、林業機械メーカーの「コマツ」が立木の伐採から一定の長さに切りそろえる「玉切り」までを行う「ハーベスタ」と呼ばれる高性能林業機械の作業を疑似体験できる訓練シミュレータを開発し、そのデモンストレーションとして林業総合センターに来ていただけることになりました。
「コマツ」では、全国各地で訓練シミュレータのデモンストレーションをしており、長野県林業大学校の一年生が体験したとのことでしたので、今回は県内の林業普及指導員をはじめ、林業機械の研修を行う機会が多い長野県林業労働財団と信州大学農学部に声をかけ、皆さんで体験していただくこととしました。
今回、コマツさんが運んできたシミュレータは、パソコンと左右の操作レバー一式が一つの箱で運べる非常にコンパクトなものです。
それでも、実際の機会と全く同じ操作レバーで操作することができ、画面には機会が樹木に触れれば、木のかけらが飛んだり、チェーンソーで伐採すれば切りくずが出たりと、リアルな映像で作業の様子が映し出されます。
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