ほっとスタッフブログながの 長野地域の魅力、わたしたちの仕事について、ホットな話題を提供していきます! (写真:飯綱町 りんご畑) ★★ただ今、長野地域のおいしい果物情報を発信中!!★★ #ながの果物語り 

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長野地域に住もう!(移住・二地域居住のすゝめ Part9) 須坂市編

こんにちは企画振興課です。「はんぶん都会、はんぶん田舎。」多様なライフスタイルが実現できる長野地域のへ移住や二地域居住をされている方へインタビューし、魅力を発信していきます!

魅力発信ブログ~移住・定住・二地域居住編~

須坂市へ移住 早川航紀(はやかわ こうき)さん。

長野県山口村(現岐阜県中津川市)で生まれ、東京の大学に進学。長野県に本社がある企業(配属先は東京)に就職するも、地元の長野県に住みながら長野県に貢献したいとの思いから大学時代にご縁があった須坂市に移住された早川さん。現在、須坂市の地域おこし協力隊員となり、須坂温泉古城荘での接客や信州産ソルガムの商品開発など地域振興活動をされています。

当日は、須坂温泉古城荘で、ざっくばらんにお話を伺いました。

(須坂温泉古城荘にて(右:早川さん))

――須坂市に移住されたきっかけは何ですか?

故郷の山口村が岐阜県に越県合併してから、故郷に対して考えることが多くなりました。私の故郷は長野県なのか岐阜県なのかを考える中で、私はやっぱり長野県が好きなので、“将来長野県で仕事をしたい”“長野県の地域活性を手伝いたい”との思いが芽生えてきたんです。

大学では、将来何がしたいか考えたときに、私の中に「長野県」と「一次産業と食」の2つのキーワードが出てきて農業ビジネスを研究するサークルを立ち上げました。サークルでは農家の課題等について勉強会をしたり、もともと知り合いだった須坂市のブドウ農家を年に2~3回、作業をお手伝いさせていただきながら様々なお話を聞きに訪れたりしていました。

その後、先に述べた2つのキーワードから探した長野県に本社のある企業に就職したのですが、配属先が東京の営業所で、二次産業(加工)の業務に就くことになりました。4年ほど勤めたのですが、このままでは自分の希望(「長野県」と「一次産業と食」)が叶えられないのではないかと思い、移住することを考えました。

「移住先は長野県」ということは決めていて、須坂市を含めていくつかの市町村の移住情報を見させていただいたのですが、東京(長野駅)へのアクセスが良いことや知り合いがいることなどから須坂市に移住することを決断しました。

――須坂市に決めたのは地域おこし協力隊の募集を見て決めたのですか?

そうですね。転職での移住なのか、移住してから職を探すのか、どちらの選択肢もあったのですが、東京で長野県の移住相談会に参加した際に須坂市職員の方に地域おこし協力隊の制度を紹介いただきました。須坂温泉古城荘での活動で、今後農産物等の直売所を開設する予定があり、私が希望する活動ができる可能性があるとのお話が後押しになりました。高山村や安曇野周辺にも興味はあったのですが、須坂市の移住担当者の方から連絡をいただき、銀座NAGANO等で行われた個別相談会にも参加させていただき、最終的に須坂市に移住を決断しました。

――地域おこし協力隊としての任務はどのようなことですか?

1年目は須坂温泉古城荘を盛り上げていくことを主な仕事として、従業員の皆さんと一緒に接客や掃除など温泉旅館業務を行っていました。2年目から直売所の開設に向けて農産物等を直売所に出荷してもらうため、農家のみなさんにコンタクトを取り始めました。

そうした中、地域活性化のモデルとして信州産ソルガムの栽培に着目しました。もともと長野市の地域おこし協力隊員の方が耕作放棄地対策で行っていたものですが、私がイメージしていたものとピッタリ合いました。一次産業に関わる業務量を増やしていきたかったので、その方や信州大学とタッグを組んでソルガムの普及協会を設立(県の地域発元気づくり支援金を活用)し、須坂市の耕作放棄地で信州産ソルガムの栽培普及に取り組んでいます。さらに、栽培するだけでなく市場に流通させていかないと事業継続は難しいので、メンバーと一緒に会社(AKEBONO株式会社)を設立し、現在は流通の面でも研究を重ねています。

あと、地域に入って活動する中で課題と感じていたのが、後継者不足による承継問題でした。農業だけでなく林業においても大きな問題を感じました。地域との関わりの中で猟友会に所属させていただき、鉄砲も2丁購入しました。猟友会で山に入ると手入れされていない山が多くあることを感じ、林業についても何か盛り上げるきっかけを作りたいとの思いが出てきました。

現在、大規模林業とは別に、自伐型林業という少人数で小規模に整備していくという林業スタイルも広まってきていて、地域おこし協力隊の任務とする自治体も増えてきています。ただ自伐型林業において、山の所有者に許可を得ることが一番のネックになっています。知り合いでない人間が「山の管理をさせてほしい」と申し出ても警戒されてしまうし、なかなか許可を得られません。一ケ所集中ではなく広範囲を少しずつ環境に合わせて間伐していく自伐型林業は、1件1件所有者に許可をお願いしているうちに月日がどんどん過ぎて、事業着手までに時間がかかり過ぎてしまう。そういった中で、どうしたら所有者に快く許可をいただけるのかを考えたとき、ある程度山や木に関する知識・経験・技術を身に着け、徐々に所有者の信頼を得ていく必要があると思い、特殊伐採の技術も勉強し始めて、高所作業系の技術については一通り講習を受けました。

協力隊の任務が終わったら、農業と特殊伐採をはじめとする林業を須坂で続けていきたいと思っています。

――自伐型林業と特殊伐採はどういった違いなのですか?

自伐型林業は山を管理することを目的とし、特殊伐採は個人の支障木等を伐採するものなので、全く違う事業になります。

長野市でも過去に林業系を任務とした地域おこし協力隊員がいましたが、任期終了後に独立して仕事をしていく(生活費を稼いでいく)には特殊伐採が主で、山の管理を目的とした林業経営を個人で生業にしていくには相当難易度が高いようです。特殊伐採は危険な仕事で後継者が不足していますが、需要はまだまだあると思っています。

自伐型林業は私も参加しているのですが、山は食品と違って腐ったり悪くなってしまうものではないので、副業として林業に携わったり、週末等に先祖から受け継いだ山の手入れを行うような形が広まっていけばいいなと思っています。

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