2015.09.20 [ 子ども・若者長野地域の【暮らし】 ]
地域の防災について学ぼう!
こんにちは、地域政策課のmです。
平成27年9月12日(土)、NPO法人ecology&eco-lives(エコロジーアンドエコライブス)信州及び、芋井地区住民自治協議会の主催による、「災害に負けない集落づくりワークショップ」に参加してきました。
同法人では、小型無人機ドローン(マルチヘリコプター)を使い、地形、地質、植生、水脈などを地上や上空から多角的に調査しています。その経験を防災に役立てたいと荒井さん達は考え、法人の活動拠点である戸隠・飯綱山麓の長野市芋井地区の住民自治協議会に、地区独自の防災マップを作成しようと、働き掛けました。
「近年、1時間に100㎜を超すような雨量や局地的な豪雨により、多くの場所で土石流や地滑りの危険性が高まってきています。実際どのような土砂災害の被害が想定されるかシュミレーションをして、その時どのような避難をすればよいか話し合い、万が一に備え、災害に負けない集落づくりを目指したいと思います!」。通勤途中でもある芋井地区の役に立ちたいと、荒井さんは住民の方々に訴えました。
事業は平成27年度地域発元気づくり支援金の採択を受け、5月より、長野市芋井の広瀬地区と坂・高木地区の住民との協働による現地調査や、ワークショップなどが始まりました。
12日のワークショップ・午後の部の集合場所は、広瀬区生活改善センター(広瀬神社社務所)です。
同地区では9日に、台風18号による大雨の影響で広瀬神社裏の斜面が崩れて拝殿が倒壊しており、今後も土砂崩壊や倒木の可能性があるため、県や市では住民に近づかないように注意を呼びかけています。同法人は11日に、広瀬神社上空にドローンを飛ばして被害状況を確認。崩れた拝殿から20メートル上にある奥院は無事であることを確認しています。
ワークショップは、空撮写真やハザードマップなどを使い、長野高専の松下准(まつしたじゅん)教授や荒井さん等による現地の状況の説明から始まりました。集まった30名程の住民の方々は熱心に聞き入り、質疑応答も活発に行われ、防災に対する関心の高さが伺えました。
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