ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山の冬)

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長野地域に住もう!(移住・二地域居住のすゝめ Part9) 須坂市編

――地域おこし協力隊としての任期は残り1年を切っていらっしゃいますが、退任後は先ほど仰られていた農業と林業を中心に生活されていくということですか?

そうですね。市町村が地域おこし協力隊の制度を導入している目的の一つは、任期の3年間でどれだけ地域に貢献できるかだと思います。そして、最大の目的は任期終了後に定住し、地域活性に携わって地域に恩返ししていくことだと思っています。なので、私の中では任期の3年間はその後の定住のための準備期間でもあると思っていて、任期終了後からが本当の意味でここ(須坂)での生活のスタートだと思っています。

――ソルガムの集荷や脱穀は、どこかに拠点を設けていらっしゃるのですか?

本格的な受け入れを始めて2年目になるのですが、1年目は長野市篠ノ井にある空き工場をお借りしていました。農家が収穫したものを脱穀し、加工に回す作業をするのですが、工場内で脱穀作業を行ったところ、粉塵がすごくて大変でした。2年目となる今年は作業小屋付きの畑を借りて、屋外で脱穀作業を行っています。

――須坂温泉の直売所の営業はどうですか?

昨年は6月~12月初旬(りんごの収穫が終わる時期)まで営業していたのですが、今年はコロナの影響で温泉が休業の時期もあり、入客数が大幅に減少してしまいました。農家の方々がせっかく出荷しても売れ残ってしまうことで来年以降の出荷意欲に影響しても困るので、今は品目を絞って温泉の売店内の小さなスペースで農産物を売っています。ここにきて、GoToトラベルの影響もありお客さんが増え、売れ行きは好調です。

(農業や林業への夢を語ってくれた早川さん。直売所の売り上げも上々とのこと。)

――移住されて今の生活をどのように感じていますか?

東京から移住してきて、こちらは車中心の生活なので歩くことが減りました。買い物等については、須坂市では困ることはないですし、ネットショッピングも活用していけば問題ないと思います。

あと、地域おこし協力隊としてここに住んでいるということもあるのですが、やはり地域の方との関わりというものが圧倒的に増えました。拠点としている職場も住まいも同じ地区にあって、皆さんに須坂温泉の庭の手入れを手伝ってもらったり、生活の中でも助けてもらったりすることもあるので、非常に楽しく生活させてもらっています。

みなさんと仲良くさせてもらっている中で、須坂市には様々な技術や考えを持った魅力的で尊敬できる人が多いということも感じています。特に一次産業に関して言えば、こちらは東京に比べて先進地であり、人は技術を持ちパワフルで、こういう人になりたいなと思える人が大勢いて、自分の成長に対して大きなプラスになっていると思います。東京ではより多くの情報を取得することができますが、実際の体験が出来ないので、百聞は一見に如かずではないですが、実体験に勝るものはないと感じています。

住まいについては、私は古民家移住に憧れて(実際に古民家を借りて)、古い畳の部屋をフローリングにDIYしたり、薪ストーブを入れたりして楽しんで生活していたのですが、忙しくなってきて思うように家の改修が出来なくなってきてしまいました。最初は妻も古民家生活を楽しみにしていたのですが、古民家で一冬過ごしてみたら寒さに耐えられないということで、現在、冬期間だけアパートを借りることも検討しています。移住にあたっては、生活の本拠となる家が最も重要だと思うので、憧れだけで古民家を選んで、生活しながら改修を行っていくのは注意が必要だと思います。

――早川さんの体験を踏まえて、今後移住を考えている方にアドバイスがあればお願いします。

何を目的として移住するのかが最も大切だと思います。私はやりたいことがあって移住してきましたが、中には生活や子育てを田舎でしたいという人もいると思います。生活や子育てを田舎でしたいと思って移住する人は、仕事や収入の面で問題が出てくる可能性があると思うのですが、そういった問題を移住前にどれだけ解決しておくことが出来るか・・・。移住前の準備をしっかりしておけば、移住はそんなに難しいものではなく、思った以上に何とかなると感じています。地域に溶け込もうとすれば助けてくれる人は大勢いるし、想いを持って取り組めば道は開けてくると思います。

自分自身のプライベートなことなのですが、東京にいる頃に腸閉塞になったり体調を崩していました。もともと田舎育ちだったので満員電車や都会での生活がストレスだったのかもしれないですが、こちらに移住してきて1年経たないうちに体調が改善されました。こちらに来て2年半近く経ちますが、1度も病気になっていません。私個人としては、移住して環境や食事を変え、毎日温泉に入浴したことで、健康には間違いなくプラスになりました。(笑)

(みなさん、須坂温泉古城荘にお出かけください!)

――今日は早川さんに面白い話をたくさん聞かせていただきました。これからも地域のために頑張ってください!!

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