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野尻湖と伝九郎堰用水と鳥居川に行ってきました。(前編)

農地整備課のちーです。

これは、満々と水をたたえている2月初めの野尻湖です。
野尻湖は信濃川水系でなく関川水系に属しているため、この水は直江津港近くで日本海に注ぎます。
ちなみに飯山市の一部にも関川水系があります。

ところで、長野県には水系がいくつあるかご存知ですか?
いくつあるかな…。4つ、または5つ、それとも…??。

答えは後編に載せますので、最後までご覧になってください。

周りを見回すと、近くにナウマンゾウの化石発掘地の看板がありました。
太古の昔、ナウマンゾウもこの辺りを雪に負けず、のしのしと歩いていたのでしょう。

ここで、野尻湖に向かう道中で見掛けた光景を紹介します。
なんと、屋根に大量の生クリーム!!
何だか、ソフトクリームやケーキを食べたくなっちゃったな。
こんなにたくさん、一体どのくらい雪が積もっているのだろう。

野尻湖畔にその答えがありました。なんと、物差しの1.3mまで雪が積もっています。

大きな物差しのあった場所のすぐそばでは、『立入禁止』の看板が進路をふさいでいます。『東北電力』とも書いてあります。
あれ?なぜ長野県に東北電力なの?

立入禁止の看板の横には、なんと4連の大きな水門があるではないですか!
付近の水利使用標識をよく読んでみると、ここは野尻湖の水を関川の支流である池尻川に流すための水戸口水門ということがわかりました。
補足ですが、野尻湖の水は昭和9年から東北電力池尻川発電所(日本初の揚水発電所)で発電に使われています。また、330年前から新潟県高田平野の2,700haの水田を潤しています。

旧国道18号から池尻川を見たものです。
実は高田平野の水田だけでなく、新しい国道18号の西側の水田にもかんがいしているのです。正面がその水の取入れになります。

野尻湖の水の行き先は分かったけれど、入ってくる水が無いと、湖が空になっちゃうんじゃないの?
野尻湖は集水域(上流に降った雨や雪が流れ込む範囲)が小さいからどうなっているのかな?
そう疑問が湧き、野尻湖に流れ込む河川を探していたところ、付近で作業をしていた地元の方に出会いました。
なんとその方は、野尻湖に流れ込む伝九郎堰(せき)という用水組合の副組合長でした!
お話しを伺ってみると、組合が作成した冊子『伝九郎用水のおいたち』で教えてくださいました。
『伝九郎堰用水は、信濃町野尻地区の水田に水を引くことを目的に1670年に池田伝九郎さんが拓(ひら)いた全長6kmにも及ぶ用水路です。』と記載されており、歴史のある用水路であることがわかりました。
今では水田の姿は減ってしまいましたが、生活用水や、東北電力の発電用水の補給のために使われているとのことでした。

ほかにも野尻湖に流れ込む沢水はありますが、今回は伝九郎堰用水の上流がどうなっているのか、行ってみることにしましょう!
(後編に続きます。お楽しみに!)

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