2015.09.14 [ 長野地域の【農業】 ]
色鮮やか!!学校花壇
こんにちは(*^_^*)農政課のしゃっぽです。
先日、フラワー・ブラボー・コンクール(学校花壇コンクール)の地方審査に行ってきました。
長野地方事務所管内で参加した学校は15校で、2日間に渡って各学校の花壇を審査してきました。
天候不順の週だったのですが、審査の2日間は天気も味方してくれて順調に実施できました。
フラワー・ブラボー・コンクール(FBC)は、小・中学校、特別支援学校を対象とした花壇コンクールで、学校環境の美化と豊かな情操教育に役立てる一方、育てた苗を公共施設などに提供し、町を美しくして地域社会の快適な環境づくりを推進することを目的として、FBC実行委員会(※)が主催となり実施しています。このコンクールは、昭和39年に岐阜県から始まり、長野県は昭和48年から参加しています。現在は長野県、愛知県、岐阜県、三重県、福井県、静岡県、滋賀県、名古屋市の7県1市でコンクールが実施されています。
※FBC実行委員会:上記7県1市とその教育委員会、中日新聞社により構成されています。
平成26年度から、年1回秋花壇のみの実施となっています。
花壇を作るための種子はFBC実行委員会から無償配付されます。
花壇の審査は、地方審査と中央審査に分けて行われます。まず、地方事務所単位で地方審査を行い、優秀校を中央審査会に推薦します。そして、FBC実行委員会による中央審査が行われ、花壇の管理や出来ばえ、教育上の利用及び校外美化への影響などの観点で、取り組みのよりすばらしい学校が表彰されます。
秋花壇で配付された種子は、サルビア(赤・白・青)、マリーゴールド(黄)、アゲラタム(紫)、メランポジューム(濃黄)、コリウスです。
背丈の違いがある花を使って立体的なデザインを作れるのが秋花壇の特徴です。
今回参加したどの学校も花壇のテーマを決め、児童生徒のみなさんがデザインを考えたすばらしい花壇ばかりでした。
秋花壇を作るためには、5月頃にセルトレイなどに種をまき、発芽して葉が5枚くらいになったらポットへ仮植をして苗を育て、7月頃に花壇に苗を植えます。
定植後も、水やり、草取り、花ガラ摘みなど日々の管理に気を配る必要があります。
どの学校も児童生徒のみなさんと先生が一緒になって作業をして、すばらしい花壇が出来上がっていました。夏休み中も当番を組み協力してきちんと管理してくれていました。
児童のみなさんの花を育てる活動を通しての思いは、“花々が友だちの笑顔に見える”“人の気持ちを変えるにはまず自分が努力して自分自身を変えないといけない”“支えてくださる全ての人へ感謝”など・・・とてもすばらしいものでした。
審査は、花壇設計、生育状況、花壇管理、教育上の利用、校外美化への影響といった項目で行います。
対応してくださった先生や児童の熱心な説明を聞いていると、本当にどの学校にも賞をあげたいと思いましたが、教育事務所の指導主事、農業改良普及センターの職員が専門的見地から厳正に審査し、上位3校を中央審査会に推薦しました。
中央審査は、9月14日から18日の間に実施される予定です。
長野管内から推薦した3校が高評価を受けることを期待したいと思います。
学校花壇づくりの一番のポイントは、“楽しんで取り組む”ことだと思います。
児童生徒のみなさんには、花壇づくりを通して花とふれあい、育てることの楽しさを味わい、自然の力や生命力を学び情感豊かな心を養ってほしいと願います
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