みなさまごきげんよう。林務課のwです。
2/24、広徳中学校みどりの少年団のシイタケ駒打ち(植菌)実習へお邪魔しました。
広徳中学校みどりの少年団は、昨年の4月に新規結成され、その際にもシイタケの駒打ちをしましたね。
昨年駒打ちしたホダ木の様子です。見事な「本伏せ」ですね。
さて、今年も 長野県森林づくり県民税(森林税) を活用した「学校林等利活用促進事業」によって学校林面積の1/5を伐採し、そこで伐られた木を活用して、シイタケの駒打ちを行うことになりました。
(本校の庭に植えられたクヌギの木を1mに長さにした原木)
今年の原木。1mの長さに切りそろえていただいてます
これから暖かくなり、他の雑菌が活動し始める前に、シイタケの駒打ちをします🍄
筆者は作業をしながら、もうすぐ春なんだなーと感じた次第です
駒打ちの指導は、NPO信州フォレストワークのみなさんです
シイタケドリルで、原木1本あたり40~60個(太さによって)の穴をあけます
木づち等で、シイタケの菌糸が付いている「種コマ」を ひたすら打ち込みます。(全部で1,000個)
←シイタケの種コマ(森産業HPより)
※ちなみに、なぜ「コマ」かというと、かつては将棋の駒のように平べったい形をしていたからだそうです。
ポカポカとした良いお天気だったので屋外の作業も快適でした
予定どおり1時間ほどで1,000コマ打ち終わりました
仮
〔仮伏せ〕シイタケの菌糸がホダ木の内部でよく育つように、夏前まで寒冷紗で覆い、湿度と温度を保ちます
作業終了後、教室を見せていただきました
生徒のみなさんが、昨年コマうちをしたホダ木の一部を教室で管理(毎日霧吹き100回??)していて、シイタケが出始めていました🍄
シイタケの様子を身近に感じられていいですね
広徳中学校では平成7年の開校当時に植えた生徒数と同じ本数のクヌギを利用して、森林の働きや資源の循環について学んでいます♻
クヌギは切り株から「ひこばえ(ぼう芽)」が生えてきて、また数年後には大きく育ち、キノコの原木などに利用できるようになります。
このように、資源の循環や森林の活用法を学校の中で学んでいて、毎回とても良い活動だなあと思いますね。
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