2016.08.01 [ 林業総合センター ]
自分でも伐ってみて理解しよう~県有林担当者研修~
2日目は、初日の現地研修で体験した内容をもとに、林業総合センターにおける研修です。
まずは、昨日見たカラマツ腐心病の被害について、機能確認した実態と、林業総合センターにおける過去の研究成果をあわせて、被害の実態を理解しました。
この中で、強調されていたのが、根株に腐朽が入っていても、その木が全て使えないわけではなく、木材として使える部分はかなり多いということ。
また、間伐などの森林施業の際に、残す木に傷をつけてしまうと、腐朽菌の被害を受けやすくなり、被害も大きくなるので、県有林の管理担当者としては、森林施業において、残す木に傷をつけないように注意することが何よりも重要だということでした。
その後、実際に立木を生産する立場に立って、今回伐採した立木の材積と、伐採にかかった時間から、この場所での生産性を評価しました。
その際に、カラマツ腐心病に冒されていた部分は、木材として販売できないと考え、その残りを上手に売ることも考えて、グループで話をしながら生産性の検証を行いました。
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