こんにちは!総務管理課のmiyaです。
10月に入り肌寒く感じる日が多くなり、里でも紅葉が始まりましたね。
さて、国では毎年10月を「里親月間」、10月4日を
「里親の日」と定めて、里親制度の一層の推進を図っています。
長野県では、令和2年6月に策定した「長野県社会的養育推進計画」に基づいて、様々な事情により家庭での養育が困難となった子どもについて、里親への委託を進めています。
計画では子どもにとっての最善の利益を実現するため、今までの児童養護施設など施設中心の委託から、より家庭に近い環境で子どもが過ごせるよう里親への委託を増やすとしています。
「里親」は大きく分けて「養子縁組里親」と「養育里親」の2つがあります。「養子縁組里親」は文字にあるとおり、養子縁組を行って実の親子と同様に育てますが、「養育里親」は一定の期間、実の親に代わって子どもを育てるものです。
ところで皆さんは「里親」と聞いて、どのようなイメージを持たれますか?
「血の繋がらない子どもを育てるのは大変」とか「経済的な負担が大きそう」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、私は2年ほど前から養育里親として女の子を育てています。
実子のいない我が家では子育て経験がなく、あたふたと毎日を過ごしていますが、子どもがいるからこその貴重な経験を積んでいるところです。
熟年夫婦では行くことのない公園で遊んだり、うん十年ぶりでの海での水遊びとか・・
幼児期の子供の成長は早く、日々出来ることが増えていくのを見るのはとても新鮮です。
反面、子育ての大変さも日々実感しており、世の中の子育て中の方、子育て経験者の方の苦労には畏敬の念を抱いております。とにかく1日が短くて、自分の時間が無くなったのは事実です😅
50代の私たちなので体力的な負担はありますが、経済的な面では里子の生活費や里親手当があるため、大きな負担はなく育てているところです。
また、里親が病気になったりしたときはレスパイトといって、一時的に他の里親家庭や児童養護施設などで里子を預かっていただける制度もあります。
まだまだ認知度が高いといえない里親制度ですが、各地区には里親会もあって定期的に「里親サロン」が行われていて、里親同士がお互いの経験や悩みなどを話すこともできます。
里親への委託にあたっては子どもとのマッチングも重要となってきます。子どもの個性や年齢、委託のタイミングに応じて適任と思われる里親を選ぶため、里親数>委託希望里子ということになり、一定の数の里親候補が必要です。しかし、里親になるためには一定の研修を受けたうえで認定・登録を受ける必要があるため、必ずしも十分な里親が確保されているわけではありません。
里親に興味をお持ちの方、里親になってみませんか?
血の繋がりはありませんが「家族のカタチ」一緒に考えませんか?
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