信州森林づくり応援ネットワーク

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10名の林業士が誕生しました

林業総合センター指導部です。

当センターで足掛け2年、のべ46日間の研修を終え、「長野県林業士」として認定された10名の方に、井出林務部長から「長野県林業士」の認定証書が授与されました。

「長野県林業士」とは、長野県の林業を活性化するために、地域の現場で主体的に活動して頂く方に対して、昭和48年から長野県知事が認定しているもので、今回の10名をあわせて、これまでに546名を認定してきました。

長野県林業士を目指す皆さんが受講する「林業士入門講座」では、森林・林業を核とした地域を育てていくために、情報の拠点である図書館や、言葉で人に伝える技術など、林業からは離れたような分野の研修も積極的に展開しながら活動を進めてきました。
こうした研修の成果を講座の最後に報告していただき、認定審査に臨み、厳しい審査を通過し、本日の晴れの舞台に立つことができました。

認定証書授与式の席では、主催者を代表して、井出林務部長から森林税も活用しながら地域の林業に関わる相談役として担ってほしいとの激励の言葉があり、10名全員に証書が渡されました。

審査員を代表して、信州大学名誉教授の菅原聡審査委員長から、昨年秋に発生した台風19号による豪雨被害を例に「地域の自然や文化に目を向け、喫緊の課題に対処しながら地域に寄り添うことができる林業士になってほしい」とのエールを送っていました。

来賓としてお越しいただいた長野県林業士会の飯森会長からは、「一人でできることは限られているけれど、県内には長野県林業士の称号を持った仲間が沢山いる。林業士としてやってみたいと語った中身を具現化する際には、ぜひ先輩林業士とも手を組んで、より良い方向に進んでほしい」と同じ仲間としてエールを送っていただきました。

今回、県に認定いただいた10名の林業士には、自分たちが活動しようとしている地域の発展のために新たな力を発揮していただくことを期待するとともに、県下各地で活動している地区の林業士会の一員としての活躍も期待しています。

林業総合センターでは、次年度も「林業士入門講座」を開講していく予定ですが、林業士の認定審査を行っている際に、林業士認定審査委員の皆様から講座の企画運営に対して多くの指摘をいただき、さらに、長野県林業士の活躍の場が少ないと感じている飯森会長からも厳しい指摘をいただきました。
講座を企画運営している指導部としてもこうした指摘を糧として、長野県の森林・林業が活性化する人材育成をどのように進めていけば良いのかを改めて考えなおしております。
新年度の「林業士入門講座」の開講は、今年度と同様に7月初旬から実施したいと考えていますが、私どもに投げかけられた指摘をどのように改善していけば良いのかもう少し時間をかけて考えてまいりたいと思っています。

新年度のスケジュールにつきましては、5月の連休明けまでにはお示ししたいと考えておりますので、ご理解のほどお願いいたします。

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉
林業総合センター指導部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

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