信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

新たな長野県林業士にむけて

長野県林業総合センター指導部です。
長野県では、自分たちが生活を営む地域で、森林・林業を核とした地域の活性化を進めるリーダーとなるべき人材を「長野県林業士」として、昭和49年度から認定しています。
50年近くの歴史がある「長野県林業士」を育てていくため、林業総合センターでは毎年「林業士入門講座」を開設しています。
今年度の講座には、募集定員と同数の10名が応募し、講座がはじまりました。
講座では、活動を始めたばかりの若手林業士の取り組みを紹介してもらうことや、森林を活かした地域づくりを先進的に進めている「里山利用整備地域」を訪れるなど、実践的な活動をしている拠点を巡ることで、どのように活動を行えば自分たちの想いが具体化できるのかを感じ取ってもらいました。

とはいえ、実際に自分たちで活動をすすめていこうとすると、次から次へと課題が見つかるため、受講生は四苦八苦。
具体的な行動計画をどのようにまとめていけば良いのかを最後まで悩み続けていました。

講座の最後は、これまで考えてきた自らの行動計画を、長野県林業士会の会長さんをはじめ、講座に協力いただいた講師関係者の前で発表。

それぞれがまとめてきたこれからの実践内容について、現場で活躍するプロの目線で、厳しさの中に温かさのある指摘をしていただきました。

受講生全員の発表が終了したところで、修了式が行われ、10名全員に修了証が手渡されました。

最終日の発表会を聴いていただいた関係者の皆様から、研修を運営していた私たちにも厳しい指摘があり、皆さんの期待に添えなかった反省ばかりです。
林業士入門講座を修了しても、すぐに長野県林業士として認定されるわけではありません。長野県林業士の称号を得るためには、講座を修了すること以上に大変な、認定審査が待っています。
森林・林業セミナーからあわせて足掛け2年間、合計46日間という長丁場の研修を受けてきた皆さんが、厳しい審査をくぐりぬけ、新たな「長野県林業士」として羽ばたいてほしいと願っています。

<本件に関するお問い合わせ先>
林業総合センター指導部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

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