2017.10.26 [ 林業総合センター ]
森林を活かした地域づくりに奔走する長野県林業士
長野県林業総合センター指導部です。
当センターで実施している「林業士入門講座」では、長野県林業士として県下で活躍する皆さんのところを訪問して、その活動と地域への思いを教えていただくため、現地研修を行っています。
今回は、昨年度長野県林業士に認定された清沢さんが働く朝日村を訪問してきました。
村の87%の面積が森林となっている朝日村では、この森林を活かした林業を地域活性化の柱にしていこうと考え、村内で植林されたカラマツなどの人工林を積極的に活用する取り組みを進めており、その代表として、平成30年3月の完成に向けて村役場を木造で新設しています。
今回は、この建設現場にお邪魔し、清沢さんの説明を受けながら役場職員として地域の林業に賭ける思いを語っていただきました。
村役場の建物は、村内の山林から伐り出した木材に徹底的にこだわっており、柱や梁などの主要構造部分は、村で最も多く植えられたカラマツが使われています。
今回の役場建設にあたって、地域住民と森をつなげようという試みから、役場のシンボルとなるような木の寄付を募ったところ、村内にある優良な木材の提供をいただいたということで、役場の玄関ホールには樹齢300年と160年という立派なヒノキが、役場の象徴として据え置かれ、大切にシートで保護されていました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
林務部 森林政策課
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330