信州森林づくり応援ネットワーク

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夏の終わりにカラマツが変色していますが

毎年、8月になると、「カラマツの葉が汚い色で変色している」との問い合わせが県内のどこかから寄せられます。

まだまだ残暑の厳しい時期に、葉が赤褐色から黄色に変色しており、今年のような猛暑を考えると、カラマツが枯れてしまうのではないか?と心配する気持ちもわかります。

カラマツ林のごく一部が黄葉するのであれば、あまり心配しないでしょうが、上の写真のようにカラマツ林が一面に色が変わることもあります。

今年は、伊那市長谷や松本市本郷、塩尻市東山地域で葉が変色しており、その原因を調べてみたところ、カラマツマダラメイガやマツノクロホシハバチという昆虫の幼虫がカラマツの葉を食害していました。

上の写真がカラマツマダラメイガの幼虫。

下の写真がマツノクロホシハバチの幼虫ですが、どちらもあまり大きな幼虫ではなく、大きくなった終令幼虫でも2cm程度の大きさしかありません。

こんな小さな昆虫ですから、一匹で食べる量には限りがあり、普段はそんなに目立ちません。
しかし、何年かに一度、突然のように大発生をします。
こうなると、大量の幼虫が葉を食べてしまうため、大面積で変色したように見えてしまいます。

どちらの被害なのかが気になる方のために写真を並べてみました。

上の写真はカラマツマダラメイガの被害を拡大したものです。
葉を糸で綴っているのが特徴です。
このため、カラマツマダラメイガが葉を食べてしまうと、下の写真のように、汚い色に変色してしまうことが多いです。

一方、マツノクロホシハバチは、葉の先端から連続的に食害してしまうため、下の写真のように葉が全て失われた状態になってしまいます。

今回、一枚目に紹介した写真もマツノクロホシハバチの被害を受けた状態を示しています。

こうした昆虫は、今回ご紹介したもの以外にも何種類か確認されており、それぞれの見分け方も参考資料として紹介しています。興味のある方は、ご覧いただければ幸いです。

 

(参考資料: 長野県林業総合センター ミニ技術情報)

https://www.pref.nagano.lg.jp/ringyosogo/joho/minigijutsu/documents/mini01.pdf

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