信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

カラマツの種まき

こんにちは。林業総合センター育林部のあめちゃんです。

当センターでは現在、カラマツのコンテナ苗の育苗に関する試験をしていますので、その様子をご紹介します。今回は種の処理から種まきまでのお話です。

使っている種子は昨年の9月にカラマツ採種園で採ったものです。乾燥させて冷蔵庫(0℃)で保管していました。

その種子を水につけてかきまぜ・・

一晩ほど放っておいた後に沈んだ種子だけを使います。
これを水選といいます。

その後、発芽促進のため、「低温湿層処理(ていおんしっそうしょり)」を行います。
沈んだ種子をガーゼ等でくるんで、

もう1~2日ほど流水にさらした後、

湿った土でサンドイッチし、

乾燥しないようにラップして3週間ほど冷蔵保管します。
(あくまで当センターで実施している方法です。)

そしていよいよ播種です。

固化培土の入ったセルトレイや、

育苗箱に種をまいていきます。

セルトレイは手でまく場合は大変ですが、後の移植作業がラクになりますし、根の損傷を軽減できます。播種機があればかなり効率的になります。
育苗箱はまくのは簡単ですが、移植のときに少し気をつかいます。

ハウスの中で乾燥や強光を避けつつ管理すると、2~3週間で次々と発芽してきます。

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