2019.02.04 [ 林業総合センター ]
つみきはたのしい~オトナのつみきあそび~
林業総合センター指導部です。
「森の保育園を学ぼう」と題して、開催している今年度の「森の勉強会」ですが、第3回は一年で最も寒い1月下旬に開催しました。
というのも、一年を通じて開館している森林学習展示館の来館者数は、冬になるとめっきりと少なく、1~3月の3か月間合わせても4月の来館者数を超えません。
多くの木々の葉が落ち、雪が積もることが多いなど、ほかの季節とは大きく異なることから、冬の森も面白いことはたくさんありますが、やはり外に出るのはためらいがちになります。
そこで、冬に実施する「森の勉強会」では、室内でできることをテーマに、子どもの頃に誰しも遊んだ経験があるであろう「つみき」あそびを企画しました。
つみきあそびは、子どもだけの遊びではないか?と疑問を持つ大人の方が多かったことに加えて、インフルエンザが流行期に入ってしまったことが災いし、普段より少なめの参加者にとどまってしまい残念でしたが、つみき遊びの出前を専業としているつみきのそのさんこと園田英史さん(そのさん)をお招きし、積み木あそびを開始。
車に積めるだけのつみきを積んで、静岡からやってきたそのさんが、最初にはじめたのは、「ドミノ倒し」。
会議室いっぱいに大きな輪を作るようにつみきを参加者全員で並べ、「つみき」のドミノ倒しスタート。並べたつみきがドミノのようにカタカタと音を立てて倒れはじめると、大人も子供も思わずドミノを追いかけはじめ、大興奮。
部屋中に広げたドミノが全部倒れた瞬間は思わず拍手。
初めて出会ったばかりの参加者同士の輪が一気にまとまってきました。
ドミノ倒しの興奮が冷めやらぬ中、そのさんは、会場の真ん中に円く積み木を並べ、ちょっとだけ隙間を開けながらみんなで積み上げましょう!と提案。
参加者の一人は真ん中から、あとの人は外から、みんなで協力して一段ずつ丁寧に積み木を積み上げていきます。この作業をするうちに、先ほどのドミノ倒しの影響で会場中に散らばっていた積み木がどんどん真ん中に集められていき、何かにとりつかれたように全員が無言になりながら積み木を積み上げます。
そのさんが持ってきた積み木が全部なくなったころには・・・・、
大人一人が完全に埋まってしまいました。
(上の写真のつみきの中に立っている人がいるのですが・・・)
台に上って上からのぞいてみると、確かに円で囲まれた積み木の中に参加者が・・・。
これでは、かわいそうですので脱出口を開けましょう!と、そのさん。
積み上げた積み木の一角を崩して、脱出口を開け、復活!
こんな大きな穴を開けても積み木のタワーはしっかりと立っています。
「もっと支えが少なくても壊れないよ!」とそのさんにそそのかされて、今度はみんなでタワーを崩しにかかります。
一つ一つ緊張しながら積み木を取っていくのですが、思った以上に大きな穴を開けても積み木が崩れないことにびっくり。
「もう少し崩しても、大丈夫だよ!」
「たぶん・・・ここは・・・」
とそのさんがお話ししながら一つのつみきを外すと・・・
ガラガラ・・・ガッシャーン!
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