2011.07.19 [ 下伊那/とりけもの ]
ヤマビル
<とりけもの通信>
担当Sです ・・・・・・
ヤマビルにやられました
3か所
一つは内股の上のほうのナカナカ微妙な場所……
とはいえ、やられたのは私ではなく、隣席の、闘う公務員Tですが、本人曰く
「痛くも痒くもないですよ」
「なんか、ヒヤッとしたものがドンドンでかくなっていくから判る」
のだとか……
吸血途中だった一匹は、ヤマビル忌避剤にて退治したため、「血の止まりが悪い」とのこと……
蛭はそれだけ吸血に特化した能力持ってるんだなぁ、と改めて感心してしまいました。
アブが痛いのは「血を吸うときに、皮膚を切付ける」為ですし、蚊が痒いのは「血を吸うときに、血を凝固させないような唾液を注入する」為なんですが、蛭は痛くも痒くもないんだそうです。
という事で、wikiってみたら……
寿命は飼育下で5年
成虫になるまで1年
一回の産卵?で100個程の卵
幼体の場合は年に複数回の吸血
成体は年一回でよい
吸血後に産卵する
2年の絶食に耐える
中々手強いですねぇ……
一回の吸血で2~3cc
このヤマビル、中々面白い話題を提供してくれます。
長靴を脱いだら、靴下が真っ赤だった、というのは比較的あるのですが
ズボンを脱いだら、パンツが真っ赤で
「自分はどんな病気になったんだろう……」
と深刻な心配をしたり。
まぁ、本人は真剣ですから、笑い事ではありませんが。
これらヤマビルは、シカ等の大型哺乳類にくっついて生き長らえるため、その動物の分布域が広まると、ヤマビルの分布域も広まると言われています。
沢山のヤマビルが居るという事は、それだけ餌もあるという事ですから、それだけ、シカも多いのでしょう……
ヒルは、唾液に抗凝固剤を含んでいる関係で、血液を溶かす薬を飲んでいる人や、血友病の人は、吸血後の傷口が塞がらず、深刻な事態になる事があるそうです。
あまり余裕のある状況ではないですね。
ちなみに、ヤマビルの忌避剤は通信販売等でも入手可能ですが、当管内の森林組合や資材店で入手可能です。
また、塩も忌避効果はあるようです。
あとは、意外なことに、蚊取り線香や防虫線香も、効果があるようなコメントを聞きました。
担当Sは、全部用意して臨みます・・・・・・
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