2019.10.10 [ 林業総合センター ]
建物周りでも楽しめる子どもとの自然あそび
林業総合センター指導部です
昨年度から、「森の保育園」をテーマに始めた「森の勉強会」。
今年は、「楽しくできる」をモットーに活動をはじめました。ところが、県内の「信州やまほいく」を行っている保育士さんから「林業総合センターのような立派な森が近くにあれば、何でもできるけど、うちの園にはそういうところがなくて・・・」との声を聴き、第2回の勉強会では、ちょっとした場所でも出来る自然あそびを行いました。
講師にお願いしたのは、新潟県長岡市にある国営越後丘陵公園を中心として、次代を担う子どもたちに、里山の魅力と大切さを伝えていく活動をしている越の里山倶楽部の河合佳代子さん。河合さんは、各地で幼児向け自然体験プログラムの企画運営や自然学校の運営協力に携わっています。
周囲を森林に囲まれた林業総合センターですが、「今日は、森に入らなくても、子供たちの眼を輝かせるヒント」を参加者と共有したいと、河合さんにお願いしました。
河合さんが、会場に選んだのは建物脇のアスファルト。
まずは、そこに座ってアイスブレイク。
地球儀模様のボールをバトン代わりに投げて自己紹介。これで、どんな人が来ているのかを知ってもらいます。
全員の自己紹介が終わったところで、2つのグループに分けて活動開始。
最初に、河合さんが用意したのが、「折り紙」。
今回は、季節が「秋」に近づいたということで、緑色や茶色の折り紙でバッタを作ってもらいます。
出来たバッタを2班に分けて、お互いに見えない場所へ行き、植え込みに「見えるように」隠します。
隠したら場所を入れ替えて、別の班が隠したバッタを捜しますが・・・
意外と見つからない!!!
折り紙で作ったバッタが植え込みに置かれてかれているだけなのに、なかなか見つけられない。
園のまわりにあるような小さな植え込みでも、ここまで見つからないのか!
と皆さん感心。
ここから、生き物の暮らしを紐解くヒントが見えてきます。
本当にそうなの?というこどもたちの想いを代弁するかのように、河合さんが持ち出したのが、絵本。
しかも、今回紹介した絵本は、建物のまわりで普通に見ることができるダンゴムシ。
普段販売しているものよりも大きな大判の絵本を使えば、話も伝わりやすいことが体感できます。
さらに、みんなで協力すれば、面白いこともできるよ!として、取り出したのがちょっと大きな透明なビニールシート。
班をさらに分けて、3~4人の小グループに分かれ、このビニールシートに飾り付けをしてみよう!と提案。
「森に入ってはいけない」というルールの元、植え込みの植物や、庭木、道端に生えてきた雑草などを集めてきました。
河合さんが準備した、マジックやマスティングテープなども活用して、シートに飾り付け。
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