い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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巨樹・古木を訪ねて ~信州大学農学部のユリノキ並木~

 林務課の巨木マニアCです。

 上伊那の巨樹・古木を紹介するブログの第5弾は、南箕輪村の信州大学農学部にあるユリノキ並木です。信州大学農学部は、中央自動車道の伊那インターを出てインター正面の交差点を右折し、その先約600mの信大前交差点を左折すると120mで農学部の入口が右側に見えます。そこを右に入るとユリノキ並木になります。

(見ごろは例年11月の前半です)

 車でも通れる150mほどの並木通りですが、通りの奥には大学の駐車場がありますので、車を止めて是非歩いてみてください。11月はユリノキが黄金に輝く季節…。「ツタの~からまーるチャペールで~」と古い歌の節も出てくるような雰囲気ですが、チャペルはありません…face02でも学生さんたちが行き交う姿に、遠い自分の学生時代のほろ苦い思い出も浮かんじゃったりします。

 と、気を取り直して、木を見ましょう!
 このユリノキたちは昭和29年、今から約60年前に植えられたもの。紹介してきた巨樹・古木から見れば、まだまだ若造であります。しかしながら、目通りの幹周りが2.5mくらいの木もあり、なかなかのもんじゃありませんか!しかも約50本の木が道路を包み込むように連立している姿は素晴らしく、他に誇れる景観を形成しています。

 ユリノキは、モクレン科の落葉高木で、葉の形が半纏に似ていることからハンテンボクと呼ばれたり、花の形がチューリップに似ていることからチューリップツリーなどとも呼ばれます。北アメリカ原産で、日本には明治時代初期に入ってきたと言われています。生長が早いので、60年生でもそこそこの風格がありますねface01

 これから何十年先も同じ姿でいるのでしょうか?日本での実績がないのでよくわかりませんが、これからも農学部の学生さんたちを包み込むように見守っていてほしいものです。
 そうそう、並木の脇には小さなユリノキの幼木が、次の世代として準備をしていました。これから社会に羽ばたいていく学生さんのようにも見えました。

※これまでの「巨樹・古木を訪ねて」は以下のURLでどうぞ。
①権現山のダケカンバ(伊那市)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/564.html
②経ヶ岳山麓の巨木(伊那市・南箕輪村)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/553.html
③長野県で最も太いサワラ(伊那市)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/533.html
④長岡八幡宮のハリギリ(箕輪町)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/519.html

※過去の魅力発信ブログにおける上伊那の巨木コメント記事は以下のURLでどうぞ。
◆「森林(もり)の里親になりませんか?(中川村 陣馬形)(陣馬形山のブナの巨木写真あり)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/local_office/587.html
◆アカマツの巨木をご紹介~伊那市長谷「溝口のカラカサ松」~
 https://blog.nagano-ken.jp/mori/kamiina_forest/823.html
◆大御食神社(駒ヶ根市)(境内の御蔭杉の記事あり)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/life/555.html

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