2015.11.30 [ 地域振興局 ]
信州大学生が上伊那管内の農業農村整備事業を現場見学
こんにちは、農地整備課Oです。
平成27年11月12日、信州大学農学部の3,4年生約20名が実習の一環として、上伊那管内の農業農村整備事業の現場を見学しました。
伊那市長谷にある上伊那美和土地改良区の美和一貫水路と併設した小水力発電所、中川村にある南向地区大堤ため池改修工事現場を見学して頂きました。
まず、美和一貫水路は、三峰川支流の黒川川鷹岩砂防ダムから非持山まで流れる農業用水路で、農業用水を利用して発電する小水力発電施設で、発電出力は、最大12.2kWです。発電した電力は再生可能エネルギー固定買い取り制度を活用して全て売電し、農業用水路等の維持管理費に充てる計画となっています。
施設の説明のあと、小水力発電所の施設を見学し、熱心にメモをとりながら、発電の構造についてさかんに質問していました。
美和土地改良区小水力発電所見学
次に、中川村の南向地区大堤ため池改修工事現場を見学しました。ため池を改修するにあたって、最適な土の確保や、施工時の締固めが重要で、しっかり管理しないと決壊の原因になると説明がありました。大学の講義で土質力学を学んでいた生徒は、改めて授業で学んだ知識が現場で生かされていることを知り、感心を持っていました。
大堤ため池改修工事現場見学
今回の見学で、長野県の農業農村整備事業をしっかり学んで頂き、将来の進路選びに役立てていただければ幸いです。
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