2025.07.29 [ 地域振興局 ]
おしごと紹介 ~24時間、365日空気見張ってます!~ 「大気常時監視編」
環境・廃棄物対策課のマロンです。
今日はちょっとマニアックだけど、「大気常時監視」というおしごとを紹介します。
空気って見えないのに、どうやって監視するの?って思いましたよね!実は私たちの生活にとても関係しています。ぜひ最後までお読みください。
🔍 そもそも「大気常時監視」って何?
私たちが普段吸っている空気には、目に見えない汚れ(汚染物質)が含まれていることがあります。たとえば、ニュースなどでよく聞く「PM2.5」などです。
「大気常時監視」とは、空気の汚れ(大気汚染)を専用の機械で24時間365日休まずチェックするしくみです📡。全国に測定する場所(測定局)がありますが、上伊那地域では「伊那合同庁舎」の外にある測定局で空気を測定し、空気の状態に異常がないかをしっかり見張っています👀。
測定されたデータは、1時間ごとに自動で集められ、もし異常な数値が出た場合は、すぐに機械からその情報が当課に届きます📥。そして、空気の汚れが一定の基準を超えたときには、「注意報」が出されることもあります。万が一、注意報が出された場合もすぐに市町村や学校などの関係機関に情報が伝わるしくみが整っていますのでご安心ください😊
上伊那地域では二酸化いおう(SO2)、二酸化窒素(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)、光化学オキシダント、PM2.5を測定していますが、令和6年度の空気の質は良好で、光化学オキシダント以外は環境基準をしっかりクリアしていました✨
光化学オキシダントは、注意報を出すほどの濃度にはならなかったので、発令はありませんでしたが、晴れて紫外線が強い日に発生しやすいので、春〜夏は特に注意が必要です
空気の中の見えない敵!PM2.5ってなに?
・PM2.5は「Particulate(微粒子) Matter (物質)2.5」の略。 直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子、簡単に言うと、めちゃくちゃ小さいホコリです。どれくらい小さいかというと、髪の毛の太さの約30分の1!目には見えませんが、肺の奥深くまで入り込んでしまう厄介者です。
・PM2.5の発生源はさまざま。例えば 車の排気ガス🚗・工場の煙🏭・火山🔥・海外からの越境汚染🌏(中国から飛んでくることも!)つまり、私たちの生活の中にも、地球規模でも発生しています。
・PM2.5が多いと、🗣喉の痛みや咳・👁目のかゆみ・🤧アレルギー症状の悪化、呼吸器疾患の悪化など、体に影響が出ることがあります。特に、子ども、高齢者、呼吸器に持病がある方は注意が必要です。
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