2025.08.01 [ 歴史・祭・暮らし ]
上伊那はゼロカーボンの先進地域!?
上伊那地域にある県企業局の水力発電所の発電量は、上伊那圏域の77%分の世帯の電力に当たるそうですが、ご存じでしたか? 昨今は太陽光エネルギー施設もいたるところで目にします・・・もしかすると、上伊那ではエネルギーの地産地消ができるのかな?ということは上伊那はゼロカーボンの先進地なの??
7月26日(土)27日(日)に長野県企業局のダム・水力発電所の見学会が開催され、管内の小渋ダム、高遠ダム・高遠さくら発電所へ行き、エネルギーが生まれる現場を体感してきました。
環境・廃棄物対策課のどすこい太郎です。26日(土)に小渋ダムへ行ってきました。
小渋ダムは左岸(左端側)が下伊那郡松川町、右岸(右端側)が上伊那郡中川村の市町村の間にあり、かんがい用水(農作物など田畑に必要な水)や治水(大雨が降った際に貯水して下流に大水が流れないようにしている)など様々な働きをしています。
(小渋ダムの詳細については、国土交通省のホームページを参照してください。)
(https://www.cbr.mlit.go.jp/tendamu/)
高さ105mのアーチ式コンクリートダムで諏訪湖とほぼ同じ量の水を貯水できるそうです。
この小渋ダムでは貯水した水を有効活用して長野県企業局(※)が設置している3つの発電所にて電力を生み出しています。
※長野県企業局は、長野県が経営する「地方公営企業」です。地方公営企業とは地方公共団体が行う、地域住民の生活や地域の発展に不可欠なサービスを提供するために経営する企業活動のことで、事業で得られた料金収入をもって独立採算を基本に運営しています。現在は、長野県の豊富な水資源をもとに電気事業と水道事業を経営しています。
その中でも小渋第3発電所では県営では初の「ターゴインパルス水車」を使用しています。
この小渋第3発電所は令和6年度まで大規模改修工事をしており、改修後は自立運転機能を設けて大規模災害時においても電力供給が可能となりました。
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