い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

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巨樹・古木を訪ねて ~権現山のダケカンバ~

林務課の巨木マニア Cです。

巨樹・古木を訪ね歩き、長年の風雪に耐えながら生き抜いてきた木々の声に耳を傾ければ、自らの存在の小ささを改めて認識するとともに、いろんなことに対して謙虚な気持ち、やさしい気持ちになることができます。face01
こうした不思議な魅力を持つ巨樹・古木。そんな力が、「ご神木」や「鎮守の森」として地域の人々から親しまれる所以なのかもしれません。

今回は、伊那市の西部、中央アルプスにつながる権現山の山頂にある「ダケカンバ」の大木を紹介します。

権現山は、中央アルプス木曽駒ケ岳への登山ルートの一つ「権現づるね」のルート上にあるピーク。古くから地元の西春近地区の皆さんの「山の神様」として、山頂には権現社の祠がまつられており、西春近北小学校の学校登山も行われています。
標高は1,749.3m。「伊那よく見える(1749.3)」の語呂合わせface02で知られており、そのとおり、山頂からの伊那市の眺めは最高です!

そして、山頂の祠の横に目をやると…。
そこには圧倒的な存在感のダケカンバの大木が!!face08

ダケカンバはカバノキ科の落葉高木(白樺などの仲間)で、亜高山帯に分布する樹木です。登山をする人には馴染みの深い木ですね。
この山頂の木は、いつ頃からあるんでしょうか。定かではありませんが、それにしても見事な太さです。西から吹き付ける強風でこのように曲がっているんでしょうが、そこに偉大な生命力を感じてしまいます。山頂の権現社の脇にあることもあり、神々しささえ放っています。
きっと、これまでも多くの登山者や地元の山作業の人々を見守ってきたのでしょう。

この山、小生は何回も登っているのですが、ダケカンバの大木の下で絶景を見ながらのお弁当は最高です!何度登っても、この大木が「お疲れさん!」と声を掛けてくれているようです。

権現山へのルートは、伊那スキーリゾートの上からのコースと、西春近の常輪寺裏の林道から入るコースがあり、いずれも登山道を歩く時間は2時間程度。
山はこれから秋の色へと模様替えをはじめます。ダケカンバの大木に会いに行ってみませんか?

(ちなみに葉を落とした時期は、こんな感じです)


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