2015.11.28 [ 歴史・祭・暮らし ]
四徳の山奥に 【井月さんのこころ142】
隣接のきのこ王国の様子も見学させていただきました。
休日は、収穫体験に訪れる観光バスや個人客で賑わっており、忙しいとのことでした。この日も家族連れが大勢収穫体験に訪れていました。
きのこ王国の関連記事は、こちら。
2015年5月8日 あやさんぽ ~どこか近場へ行きたい④伊那きのこ王国~
2015年11月26日 「伊那の5週連続!!ぶっとおしそば三昧」最終イベントに行ってきました。
21日(土)の「十日夜(とおかんや)」が過ぎ、23日(月)は二十四節気の「小雪」で勤労感謝の日でした。昨年の勤労感謝の23日は、神城断層地震が起こった翌日でした。その神城断層地震は、「神城や大地は動く神の留守 青巒」と、旧暦で神無月の朔日に発生し「十日夜」より前のことでしたが、今年の勤労感謝の日は、「十日夜」を過ぎて旧暦十月十二日。そうです、芭蕉翁の命日、時雨忌、翁の日と重なったのでした。
2014年11月29日 神無月の揺れに【井月さんのこころ88】
2014年11月15日 晩秋の風と残菊に【井月さんのこころ86】
休戸耕地では、この勤労感謝の日が秋の鍵役(かんやく)の日で、午前8時半から2時間、河川・側溝の泥上げなどの作業や公民館の清掃などを各戸一名が出役して実施した後、勤労感謝祭として慰労会を行なうのが恒例になっています。鍵役については、遡回その67に詳しく記しましたが、57戸の内この日の欠席者は10名で、出不足金2千円を課します。
耕地総代として前日から公民館台所の食器をハイターに漬けるなどの準備をします。家内に手伝ってもらって、公民館一階の台所や倉庫・押入れなどを徹底的に掃除していただくように段取りをしました。当日は何年も手が付けられていなかった換気扇の洗浄や食器棚のシート取替えなどを衛生理事や女性の皆さんに行なっていただき、見違えるように綺麗になりました。
前出の井月さんの日記には、旧暦十月二十日に夷講が登場しますが、休戸耕地では、耕地総代の仕事の一つに「ゑびす講」のお札配りがあり、十月中旬頃に各戸へ西宮神社の恵比寿・大黒の二枚一組のお札を配ります。今年は、ひと月前の休日にお札配りを済ませてあります。
傍楽(はたらく)と器洗ひしゑびす講 青巒
心も澄みて勤労感謝 朴翆
薬師寺元管長の故 高田好胤師の「傍楽」については、こちらをご覧ください。
暖かな日が続いたこの連休中、残菊の片付けをし、葡萄の剪定・消毒・冬囲いをしました。
26日は、母の祥月命日で満月。 供 亮圓院健室妙温大姉 休廣忌 合掌。
ありがたやこの身を照らす冬の月 青巒
盲亀浮木に今息継ぎて 朴翆
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