先日、伊那市のますみヶ丘に向かう途中、道端に何かが鈴なりの木がありました。
後日、改めて確認に向かうと、ちいさな梨がびっしり。
売っている赤梨とほぼ同じ色形で、ピンポン玉くらいの大きさ。
かじってみると、皮も果肉も、ナシの食感です。甘さはとっても控えめ。でも、甘いもののない時代なら十分だったかも。
鳥もリンゴや柿のほうがお好みなのか、あまりつつかれた様子もなく。
拾ってみました かじってみました
写真を撮っていると、一人の男性が。長野日報やICTで拝見する、建石繁明先生でした。
長年、伊那谷の自然を見ている先生も、今年はこの木の豊作が気になって見に来たそうです。
話を伺うと、「イワテヤマナシ」とのこと。摘果で数を減らせばもう少しは大きな実になるそうです。
ナシの木はリンゴよりも寿命が長いそうですが、道端にもかかわらず、伐られずによく残ったものです。
建石先生
色々お話しする中で、「最近はポチッとすればなんでも出てくるから、分かったような気になっていかん」とのお言葉。ギクッと反省しつつ、図書館に行ってみました。
まず、「農業」の「果樹」の書架へ。ナシに関する本は一冊、だいぶ昔の本で栽培品種についてでした。
次に「生物」の「樹木」の書架へ。樹木図鑑2冊に「ヤマナシ」が載っていました。
それらには「現在栽培されているナシの原種にあたり、果肉はかたくてまずい」と。
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