農地整備課のちよちよです。
4月23日(火)、県内10例目となる「棚田パートナーシップ協定」が締結されました(県内の締結状況はコチラ!)。
この取組は、棚田の保全に取り組む生産者や団体と、企業等による協定の締結を通して、多様な主体による保全活動を県が推進するものです。
今回は、伊那市高遠町の「山室の棚田」で栽培される酒米の生産者と醸造会社による協定が締結されました。
酒米の生産を担うのは、「農事組合法人山室」さん。
地域の農地を集落全体で管理・継承するため、平成17年に立ち上げた組織で、山室地区の自然豊かな環境で、主に酒米の生産を通して棚田の保全に取り組んでいます。
今年2月8日(火)に「(株)仙醸」さん、「高遠旨い酒研究会」との3者による協定を締結し、今回が2例目の締結となります。(2月8日の記事はコチラ!)。
そのお米を使ってお酒を醸造・販売するのが「合資会社宮島酒店」さん。
地元伊那谷において、すべての酒造米を無農薬・減農薬の栽培契約とし、2つのアルプスを源流とする伏流水から味わい豊かな純米酒を醸造しています。
山室地区はその主要産地の1つで、農事組合法人山室さんとは法人立ち上げと同時に栽培契約を始め、「超玄」、「一瓢」、「和三本」などの良質なお酒を醸造しています。
3名とも緊張のご様子の中、協定書に調印しています・・・
この日は、宮島酒店の宮島敏社長が撮影された、山室の美しい風景動画を映させていただき、会場もゆったりとした空気が流れていました。
締結者2名と、立会者である上伊那地域振興局の布山局長の調印を終え、無事協定が締結されました!
その後、記念撮影を行いました。
今回の協定をきっかけに、山室の棚田がさらに盛り上がっていくことを期待します。
県では、引き続き関係機関と連携しながら棚田の魅力発信に取り組んでまいります!
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