い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

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端午の節句に 【井月さんのこころ113】

井月さんのこころ シリーズ その113

 今週の一枚は、「鯉幟」です。後ほど登場します。

鯉幟001

 4月29日(水、昭和の日)中尾歌舞伎の春季公演が2年ぶりに伊那市長谷中尾座で開催されました。演題は「一谷嫩(ふたば)軍記熊谷陣屋の段」。是非とも観たかったのですが、今回は都合が付かず、観られずに残念でした。

 源氏の武将熊谷直実が一ノ谷の合戦で同じ年頃の我が子小次郎を身代わりにして公家の平敦盛を助け、無常を悟り出家する物語………。そういえば一昨年の記事にもありました。我が家のクマガイソウもアツモリソウも今年は、まだ咲くのは、これからです。

2013年6月8日 心太(ところてん)水からくりのように 【井月さんのこころ13】

2013年6月22日 ほたる飛び交う頃【井月さんのこころ14】

 5月2日(土)休戸耕地・公民館休戸分館主催の「こどもの日・母の日」の行事が行われました。今年は、小中学生とお母さん方とで、矢彦神社へ行って祈祷していただいて、立澤宮司さんから矢彦神社の歴史についてお話を聴いて、公民館でカレーライスの昼食会を実施しました。我が産土神である矢彦神社の関連記事は、このシリーズでたくさん記してきました。主なものは……

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 暦では、6日(水)が立夏。こどもの日は、五月五日の「端午の節句」が起源ですが、今年の旧暦の端午は6月20日で、まだずっと先になります。季語も「端午」は夏です。

 井月さんが詠んだ「端午の祝」という詞書がある句です。

   鯛料る人も客なり初節句   井月

 また、節句の幟が立つ様子を詠んでいます。

   のぼり立つ家から続く緑かな   井月

  長野県では、この度、次世代育成支援対策法に基づく県行動計画として、結婚・妊娠・出産・育児の切れ目ない支援を行うための「ながの子ども・子育て応援総合計画」(平成27年度~29年度)を策定しました。

 基本目標は「みんなで支える“子育て安心県 ながの”」です。子どもは未来を担う社会の宝です。これからの「地方創生」にも子ども達を欠かすことができません。

 井月さんが詠んだ春の子ども達です。

   若鮎の瀬に尻まくる子供かな   井月

 この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、

 若鮎が群れをなして遡上する浅瀬に入って小鮎を掬おうとする子供たち。着物をはしょって尻まくりした姿が俳諧だ。伊那には魚取りに適した流れがいっぱいある。井月にはせっかくもらった夏羽織で魚掬いをした逸話もある。

 この句の碑が、一九九六年伊那市により三峰川左岸サイクリングロードに建立された。

  (若鮎・春)

  上伊那地域では、産業界が中心になって産・学・官連携による「伊那谷“郷土愛”プロジェクト」を推進しており、昨年度の地方事務所長による知事への施策提案の一つ「Uターン促進によるものづくり人材の確保」に端を発する取組みが具体的にスタートしました。4月18日(土)銀座NAGANO、28日(火)いなっせで開催した上伊那地区企業説明会には大勢の大学生等の皆さんに御参加いただきました。その様子は、近日中に掲載予定です。

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