2015.05.09 [ 歴史・祭・暮らし ]
端午の節句に 【井月さんのこころ113】
この3月に伊那公共職業安定所長を最後に定年退職された羽田千江子さんが中心になって伊那職業安定協会を事務局として商工団体、金融機関、行政等が一体となった「若者人材確保のための上伊那地域連携協議会」を1月に立ち上げていただき、都会へ進学した子どもたちを伊那谷に呼び戻す産・学・官連携によるUターン作戦がスタートしました。6月下旬には、首都圏の理工系大学の就職課担当者を上伊那地域企業へ招いて視察していただく交流促進事業も計画しています。
小さな子ども達がすくすく育ち、都会に出た大きな子ども達も、「暮らしやすい伊那谷へ戻っておいで」と。
今年のゴールデンウイークは好天に恵まれ、県内の観光地は善光寺御開帳などで賑わいました。4日(月・みどりの日)善光寺御開帳と県信濃美術館で行われている「善光寺御開帳記念『“いのり”のかたち』-信濃の仏像と国宝土偶『仮面の女神』『縄文のビーナス』-」(長野県、信濃美術館、信濃毎日新聞社主催)を観に出かけました。早朝から善光寺周囲は駐車場へ入る車で大渋滞、境内は「人人々」で回向柱や内陣参拝などには長い列ができていました。
『“いのり”のかたち』展で、上伊那から出展されている辰野町宮所の『十一面観音菩薩立像』、伊那市仲仙寺の『多聞天・持国天』、伊那市薬師堂の『薬師如来坐像』などをじっくりと鑑賞させていただきました。関連記事は、こちら。
2015.04.11 善光寺御開帳に 【井月さんのこころ109】
2015.04.18 雲水の如くに 【井月さんのこころ110】
2015.04.25 花盛りの頃 【井月さんのこころ111】
ゆく春や善男善女も善光寺 青巒
さて、次の未年のリニア中央新幹線開業に向けて、いよいよ長野県内でも工事がスタートすることとなり、4月1日長野県とJR東海は「中央新幹線(品川・名古屋間)の建設と地域振興に関する基本合意書」を締結するとともに「工事の安全、環境の保全、地域との連携」を盛り込んだ「確認書」を取り交わしました。これを受けて長野県は、4月27日建設部に「リニア整備推進局」を設置し、JR東海から受託する用地取得業務に対応することになりました。
リニア待つ伊那は七谷鯉幟 青巒
今週の結びは、愚良子先生のこの句です。
「春日愚良子句集」から
赤ん坊の色は純白緑の中 愚良子
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