2012.08.21 [ 歴史・祭・暮らし ]
上伊那の送り盆 三題(振り万灯 百八灯 盆正月)
上伊那地域魅力発掘探検隊(歴史・祭・暮らしグループ)のIです。
8月16日夜から朝駆け、上伊那に伝わる送り盆の行事を見てきました。
その一 南箕輪村田畑の「振り万灯(ふりまんど)」
ご先祖の霊をお送りする送り万灯、縄の先に結えたわら束(万灯)に火をつけて、子ども達が勇敢に振り回しながら神社近くの坂道を下る行事です。13日には迎え万灯がありました。
子ども達一人ひとりが出発する時、将来の夢や夏休みの思い出のコメントを聞かれ、その内容がアナウンスされます。サッカー選手、パティシエ等さまざまですが、多かったのが、「将来の夢はまだ決まっていないけど、お父さんのような消防団員になりたい」でした。南箕輪村の未来の消防団員、育っています!
そのニ 伊那市西箕輪大萱の「百八灯(ひゃくはってい)」
大萱地区のお祭りの最後に行われる、108の灯をともす「百八灯」、江戸時代から伝わる行事で、百八の煩悩を除く、という意味があるそうです。つり下げられた火の玉の連なる光景は幻想的です。(一昨年の百八灯では、地元発の映画「ほかいびと」で田中泯さん演じる井上井月が舞を舞うシーンの撮影があったとのことです。)
”聖火”を灯す役目は地元の中学生達です。
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