まず、朝摘みしたハーブを水で洗います。摘みたてのハーブには土や虫がついていますので、きれいに洗い流します。
次に、水切りしたハーブをザルに並べて、湿度が一定に保たれた専用の乾燥部屋で除湿します。ハーブの種類によって乾燥時間が変わります。たとえば、ミントは数日間で、ホーリーバジルは一週間程度です。この乾燥が色合いを決めるといっても過言ではありません。乾燥部屋に入れておしまいではなく、乾燥状態が均一になるように、乾燥部屋に並べたザルの位置を一定時間ごとに並べ替えています。手間がかかりますが、この一手間が美しい色合いを引き出すのです。
最後に、乾燥したハーブを手作業で袋詰めします。袋詰めは、竹串を使ってひとつずつバランスを整えます。
内容量にちなんで、「1.5gの世界」と呼んでいます。(笑)
– 加工の際、気を付けていることはありますか。
それぞれの個体の特徴を知ることが必要です。
たとえば、マロウは加工が難しく、花弁がとれてしまうことがあります。美しさは商品購入の重要な判断材料なので、細心の注意を払います。
美しいマロウの花
– 一度苗を植えると、次の年にハーブは自生するのでしょうか。
それとも、毎年植え替えることが必要なのでしょうか。
種類によりますが、自生するものもあります。ミントはその代表例です。
レモングラスは地面の温度が15度以上必要なため、毎年植え替えが必要です。
私は、山梨県にある「ハーブ有機」で苗を仕入れています。数多くの種類を取り扱っているため、気になるものがあれば試しに自分の畑で栽培してみます。
地元の方の経験知も貴重な情報源で「小満祭を過ぎたら植えると良い」などアドバイスをもらっています。
– 商品パッケージの素敵なイラストに目を奪われます。
加えて、商品名やキャッチコピーも特徴的ですね。
好きなハーブや丘の上の小さな家をイメージして制作された各種イラスト
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