こんにちは、商工観光課アルクママです。

私たちが勤務している長野県佐久合同庁舎の最寄り駅はJR小海線中込駅です。
新幹線で通勤している人は佐久平駅で小海線に乗り換えるのですが、アルクママが佐久に勤務するようになって早１年、改めて佐久平駅の構造って面白いですよね？

新幹線から小海線に乗り換えるには、同じJRの駅なのになぜか改札を１度出ます。通しで切符を買っている方は、切符を取るのをお忘れなく。

みどりの窓口の脇を左に曲がります。新幹線佐久平駅までの切符しか買っていない方は、小海線はSuicaなどのICカードが使えませんので、ここの券売機で切符が買えます。

新幹線のホームと並行している連絡通路を100mほど進みます。

すると新幹線ホームの真上を横切るように小海線のホームが。
しかし、こちらには改札はありません。

なぜって、ここは無人駅だから。

新幹線のホームの上に無人駅って、そんな場所他にありますか？
（アルクママ調べではないです。あったらどなたか教えてください。）

待合スペースも連絡通路にイスが設置されているだけです。
自動ドアの仕切りがあるので、佐久の厳しい冬も寒さをしのぐことができます。
小海線旅のノートや子供の絵があったりして、心はとってもあたたまる空間なんですよ。

朝、７時43分小海線佐久平駅発の中込行きを待っていると、ちょうど下の新幹線ホームでは41分発のはくたか551号金沢行きが出発していきます。（アルクママの写真のタイミングが悪いので、写っているのは、新幹線車両の天井だけ(笑)）

さらに、出発直前に44分佐久平駅着のあさま608号東京行きも入ってきます。

全国の鉄道ファンの皆さんにも、新幹線と在来線が立体交差するこの光景を見ていただきたい。

以前テレビ番組で「山手線　好きな駅ランキング」というのをやっていて、上野駅や秋葉原駅が好きなのは「駅の構造が面白いから。」という理由があったのですが、もし「新幹線　好きな駅ランキング」があったら、「佐久平駅の構造が面白い」と発信していただきたいです。

別の日に撮影した、小海線佐久平駅から見える桜。
ちょうどハイブリッド車両が入ってきました。

併せて注目していただきたいのが、このホームの狭さ！幅１mくらいしかありません。しかも１面１線の単式ホームです。

新幹線の乗換駅なのにこんなにおもしろい構造をしているのは、新幹線が開通する際の当初の計画では、小海線に佐久平駅を設置する予定がなかったからなんですって。
地元自治体の請願により建設費も地元自治体で負担して駅を設置したんだそうです。
ありがたいことです。

桜の季節なのでおまけで、小淵沢方面へ佐久平駅から２駅先の北中込駅の桜。
（撮影日　2023年４月５日）

こちらの駅も無人駅です。

アルクママがアイフォンを買った記念に撮影した動画もどうぞ。
ディーゼル車両らしい煙と音です。