– フィンランド語だったのですね。
「憧れ」という単語が出ましたが、内藤さんを揺れ動かす経験があったのでしょうか。
県外へ移転してしまいましたが、小海町高原美術館に「花豆」という素敵なレストランがありました。
花豆のオーナーは、当時のフィンランド協会の理事長を務めており、体調を崩して帰郷していた私に「お店を手伝ってみないか」と声をかけてくださいました。
花豆を通じて北欧の文化に慣れ親しむ機会が多く、花豆で過ごした時間をきっかけにフィンランド語に興味を持ち始めました。
– そのような経験をなさっていたのですね。
体調を崩して帰郷したというお話がありましたが、県外で生活されていたのでしょうか。
はい。私は、地元である佐久の高校を卒業して東京で5年間過ごした後、長野市に移住しました。
結婚や出産、子育てを経て、下の子の大学進学を機に再び上京し、営業の仕事につきました。
ですが、無理が祟ったのでしょう。今では「ハーブ」とともに元気いっぱいです!
– そうだったのですね。内藤さんからは有り余るパワーを感じます。
なぜハーブを選ばれたのですか。
ハーブの先生と慕っている湯浅さんが淹れてくださった「ハーブティー」がきっかけです。
湯浅さんは、病院内の保育園に勤務されていた方で、子どもの食の安全について関心を持つ中でハーブと出会い、佐久市で30年に亘りハーブを栽培しています。
困ったときにはいつでも相談に乗ってくださる心強い存在です。
それまでの私にとって、ハーブティーは「普通のもの」でした。
ですが、湯浅さんが淹れてくれたハーブティーは何もかも違いました。
ドライであるのにまるでフレッシュであるかのような芳醇な香りと透明なお湯を染め上げていく鮮やかな色合い、心休まるほっとする味に激しく揺り動かされました。「なんだこれは!」と思いました。
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