ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山))

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(^▽^;) 坂城町で育樹祭

林務課のSです(^^)/
先日の千曲市に続き、今回は坂城町の育樹祭です

 

「育樹祭って何?」については、先日のブログを御覧いただくとして…

坂城町では毎年、育樹祭を催しています
今年の作業は町有林の枝打ちです
昨年は春先に地域の森林公園のヤブ払いでした……まだ寒い時期でしたがしっかり汗をかかせてもらいました

今年もしっかり作業がありそうです

現地は大きくなったカラマツを列状に抜き伐りしてヒノキを植えた複層林(二段林)です


複層林は収穫の際に一度に伐採されて裸山になることがないため、防災などの森林の機能が低下しづらいという利点があります
また、上の木(上層木と言います)が日光をさえぎり雑草の伸びが悪くなるため、苗木を植えた後の下刈りの手間が減るとも言われています

反面、上層木を伐採する際に下の木(下層木と言います)を下敷きにして傷つけてしまわないようにするためには高い技術力が必要ですし、下層木にしっかり光を当てて育てるためには丁寧な施業が必要になりますので、あまり多くはありません

今回、枝打ちの対象となるのはカラマツの下層木のヒノキです

枝を打ってやることにより枝の跡を木の組織が覆い、最終的に柱になった時には表から節が見えなくなります
また、枝打ちをしないで枯れしまった枝は木の組織と一体化しない節(死に節といいます)になり、板にした時に抜け落ちて節穴になったりします(昔の建物の壁なんかにはよくありました……隣が覗けたりして)
ということで、枝打ちをやった木のほうが「高く」売れます


参加者は町の林業関係者です(平均年齢は少々高め……あまり他人のことは言えませんが)
皆さん、結構気合を入れて作業します

実施後に本当に見通しが良くなるのでテンションも上がります

「良い値で売れるかな~」との声も聞こえましたが……最近ヒノキの材価あまり良くないんですけど

しっかり育って地域の役に立ってほしいものです……良い値で売れるだけでなく防災上も

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