農地整備課のアップルです。
りんご「ふじ」の収穫の時期となり、週末には県外ナンバーの観光客の方々がりんごを求める姿を見かけるようになりました。

しかし、この地域は年間平均降水量が1000mm以下という非常に雨の少ない地域で、特に4月~9月のかんがい期有効雨量は400mm弱にすぎず果樹の全必要かんがい水量の4割程度と、非常に干ばつ被害を受けやすい地域であり、干ばつ対策はこの地域の農家にとって長年の悲願でした。
このため、昭和56年から平成8年にかけて、この地域の果樹地帯一帯約290ヘクタールに、一級河川千曲川から揚水ポンプで水を汲み上げてかんがいする、県営の畑地かんがい整備がおこなわれました。

また、一部山林を開墾し34ヘクタールの果樹団地も造成されています。

(造成中) ↓


(かんがいされる果樹団地)
造成された果樹団地の一部では、平成元年のふるさと創生事業を契機として、りんごの木オーナー制度が始まり、秋の実りの時期には県外からのオーナーの方が果樹園に訪れ、収穫作業でにぎわっています。




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