林務課のチサンまんです。
さて、梅雨の時期を迎え、大雨による土砂崩れや洪水など、各地で起こる異常気象による災害のニュースを耳にすることも多くなってきました。
また、近年は、局地的な集中豪雨による山地災害の発生が増えており、これまであまり発生することがなかった地域・場所での災害も増えています。
そのような中、特に山くずれや土石流など、山間地で発生する災害に関し、情報の収集や、防災に関する啓発等の活動に県と連携しながら取り組んでいただいている皆さんが、
「山地防災ヘルパー」です。
山地防災ヘルパーの皆さんには、日ごろの生活や勤務の中で行動する地域内で、
◆山くずれや土石流など、地域の中で災害発生の恐れがある場所の把握
◆山の斜面からの落石や立木の異状な傾きなど、災害の予兆・前兆現象を発見した際の地域住民や県への情報提供
◆山地防災に関する地域住民への啓発
◆県が行う山地防災や治山に関する啓発活動のサポート
・・・など、地域に密着した山地防災活動に取り組んでいただいています。
長野地方事務所管内では、日常的に山間地域に入る建設業者や林業関係者の方を中心に46名の方がヘルパーに認定されています。
その中には、今年度新たにお申込みいただいた14名の方も含まれています。
(・・・前説が長くなりましたが、ここから本題です。)
去る6月23日の午後、山地防災ヘルパーの皆様を対象とした研修会を開催しました。
研修は、座学(県長野合同庁舎)と、現地(長野市信州新町)の二本立てで行いました。
座学では、
◆最近の災害発生状況
◆災害に強い森林づくり
◆ヘルパーの役割
・・・といった話題を主に、ヘルパーの活動に必要な知識などに関する説明をお聞きいただきました。
また、今年度新たにヘルパー認定された方に認定証をお渡ししました。
(これからよろしくお願いします!)
現地では、
昨年9月の台風で崩れた山の斜面を見ながら、
◆崩壊発生の原因、
◆被災時の状況と対応
◆今後の復旧方法
・・・といった内容についての説明をお聞きいただきました。
参加した皆さんからは次のようなご意見が↓(アンケートの一部をご紹介します)
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