農地整備課基盤整備係の虎隊長です。
長野市信州新町のさぎり荘をご存知でしょうか。
幻のサフォークやジンギスカン料理、手打ちそばが有名ですよね。
標高800メートルの左右高原(そうこうげん)に広がる11ヘクタールの牧場で羊の中で唯一肉専用種、黒毛和羊「サフォーク」がのびのびと放牧されており、さぎり荘では牧場で愛情込めて育てられたサフォークの新鮮で美味しいお肉が食べられます。
メェーメェー
ウメーウメー
そのさぎり荘の近くに巨大な構造物が出現しました。
この看板の裏手になります。
これは、農業用水を農地へ運ぶ水路なのですが、川(一級河川当信川(たにしながわ))と道路(県道小島信濃木崎停車場線)の上空を一発で横断するため、鋼管を組み合わせた巨大な構造体(トラス構造といいます)を設置し、その中に水路を通します。
このような構造物を、
水管橋(すいかんきょう)といいます。
大きさは、長さ64.0m、幅2.0m、高さ2.6m、主要な鋼管の太さは40cm~50cmあります。
実は、これまでもコンクリート造りの水路橋があったのですが、築造から約40年が経過し、地震等によって下の県道や河川に崩落する危険が生じたため、今回大改修となったわけです。
写真では伝わらないかと思いますが、近くに行くとかなりの迫力があります。写っている人と比べてください。
(上流側から見たところ)
(下流側から見たところ)
この水管橋は、平成24年3月から工事に着手し、約2年の歳月と約1億2千万円の事業費を費やし、3月までに完成する予定です。
この春からは水管橋を使って農業用水を運ぶこととしています。
農業用水が安定して供給されるようになり、さぎり荘周辺の田んぼでこれまでどおりおいしいお米や野菜が沢山出来ることになります。
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