長野地方事務所農政課のコトトロです。
2月26日、飯綱町で雪を利用してりんご、そば等の町内産農産物を貯蔵する「雪室」で雪入れ式が行われました。
この雪室は、昨年度県の「地域発 元気づくり支援金」で建設したもので2年目の取り組みです。
雪の多い地域では、雪は厄介者であるわけですが、それを逆手にとって農産物を雪室に貯蔵して出荷時期を調整するという、環境にやさしい自然エネルギーである雪の冷熱を利用する「利雪」と、省エネルギーの取組としてPRできるという点で新たな付加価値のつく取り組みです。
今冬は雪が少なく、貯蔵する雪の確保が心配されましたが、2月中旬の大雪で十分な量が確保できました
雪室は飯綱町柳里にある「横手農産物直売所」の隣にあります。貯蔵した農産物は「雪ねむり」ブランドとして展開します。(「雪ねむり」は登録商標です。)
雪入れを行う峯村勝盛町長。
ブルド-ザーや除雪車を使って、施設の中に雪を入れます。除雪車で吹き付けることで、密度の高い雪が貯蔵できるとのことです。
今年はそば7トン、りんご3.6トンの他に今年は新たな農産物として米0.6トンも貯蔵しました。
りんごは4月初めの農産物直売所のオープンに合わせて販売。そばは6月下旬から「そば処よこ亭」で提供される予定です。
今から楽しみです
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