林務課です。
平成25年度に行った「小さくてもキラリと光る取組み」事例を紹介しています。
第9回目は「平成22年7月豪雨災害の復興(その後の状況)」です。
1 災害の概要
長野市南部の信更地区では、平成22年7月15日~16日にかけて発生した
記録的、局地的集中豪雨(平成22年7月15日22時~16日22時の24時間降雨
量115mm・2時間雨量104mm 雨量局:長野建設事務所信里局)により、
地区内の複数箇所で山地災害(山腹崩壊、土石流等)が発生し、下部集落
や耕地、県道等に甚大な被害をもたらしました。
中でも、三水地区では10箇所の山腹崩壊により発生した土石流は下流の
県道を越えて田畑を押し流し、民家をも倒壊させ土砂は犀川まで達しまし
た。
治山担当者は、翌日から現地調査に入り、約4ヶ月後には公共事業によ
る災害復旧対策に着手しました。
2 復旧事業の導入
現地の被災状況を捉えて、効果的かつ確実な復旧を目指し、長野市、建
設事務所などと連携して復旧対策を実施してきました。
上の写真は、土砂流出により荒廃した小桜沢の上流部に土砂流出を防止
するための谷止工を施工した状況です。
本年も、この下流に谷止工1基を施工します。
下の写真は、嫁池のすぐ上部、県道沿いの山腹が崩壊し、道路に土砂が
流出した箇所です。
現在は、山腹工事により斜面が安定し、潅木などが育ちはじめて緑が
蘇っています。
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