みなさん、こんにちは!林務課 w です。今回は、長野市松代「オオムラサキの里」で、豊栄小学校と寺尾小学校の子どもたちが観察会を行うということで、筆者もお邪魔してまいりました
オオムラサキは、今ではあまり見られなくなっている貴重な蝶です。また、過去には75円切手のデザインにもなっていて、それがきっかけで国蝶ということになったそうです。(筆者のコレクションの中に使用済み切手があったような記憶が、、、)
雨が降っている中、テントの下で、子どもたちが普段行っているオオムラサキの保護活動について発表がありました。それぞれの学校でオオムラサキを大事に飼育しながら、その生態を観察しています
また、今年は産卵にも成功したということで、この森を整備している地区の指導者の方たちが驚いていました
「国蝶オオムラサキの里」看板を通ってオオムラサキを保護しているビニールハウスの中へ
7月初旬は、幼虫、サナギ、成虫が同時に見られる観察にとても適した時期であるといえます。
六齢(終齢)幼虫でしょうか。サナギになる準備をしているのかも
幼虫が落ち葉の中で越冬するのですが、そのときは枯れ葉と同じ茶色をしています。春になって脱皮をすると、また緑色になります
サナギです。エノキの葉っぱと同じ色をしています。刺激すると、すごい勢いでビクビクしますちょっと気持ち悪い
衝撃的な動きでした。自分が鳥だったら、絶対に食べようとは思いません
成虫のメスです。やっぱり大きいチョウですね。子どもたちは、チョウの扱いが上手!手慣れています
ビニールハウスの外に出て、この地域の豊かな自然について講師の先生のお話しを聞きました。
この林内にフクロウの巣があることや、近くの尼厳(あまかざり)山で、つい先日男性がツキノワグマ🐻に襲われたことなど、子どもたちは先生の側に集まって、熱心に聞いていました
保護ハウスの外でも成虫のつがいを見ることができました
またこの森の入口にはフジバカマがたくさん植えられていて、秋になるとアサギマダラが150頭も飛ぶことがあるそうです
長野市にもこんなに貴重な自然がまだまだ残されていることに感動しました。さらに、この森は平成28年に民有地が長野市へ寄贈された場所とのこと
また、子どもたちが地域の人たちと交流し、大事なことを教えてもらっているこの活動が、これからも続いていけばいいなあと感じました
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