ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:須坂市 五味池破風高原自然園))

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長野地域に住もう!(移住・二地域居住のすゝめ Part6) 飯綱町編

こんにちは企画振興課です。「はんぶん都会、はんぶん田舎。」多様なライフスタイルが実現できる長野地域のへ移住や二地域居住をされている方へインタビューし、魅力を発信していきます!

魅力発信ブログ~移住・定住・二地域居住編~

飯綱町へ移住 真鍋知子さん。
神奈川県で生まれ、埼玉県、東京都で育ち、大学卒業後は東京の出版社や広告代理店でフリーランスのライターとして活躍。2年半前に飯綱町に移住され、飯綱町の地域おこし協力隊になった眞鍋さん。現在は、民間のまちづくり会社「㈱カンマッセいいづな」で町内の廃校(旧三水第二小学校、旧牟礼西小学校)の再活用事業に取り組まれています。

当日は、眞鍋さんの職場(いいづなコネクトWEST(旧牟礼西小学校))で、ざっくばらんにお話を伺いました。

(真鍋さんの職場で取材させていただきました。)

長野地域全体の移住動画:https://www.youtube.com/watch?v=Amt5vp21cYg

――飯綱町に移住したきっかけは何ですか?

東京で編集・ライターをしている時、ライター仲間を通じて戸隠や信濃町に遊びに来るようになったのが始まりです。そこで知り合った人たちと仲良くなって、10年くらい季節ごとに遊びに来ていました。将来は北信エリアに移住をしたいなと考え始めていましたが、その時は飯綱町の存在はまだ知りませんでした。

移住するなら仕事を探さなければと模索し始めて、そこで「地域おこし協力隊」という制度があることを知りました。いろいろな市町村を調べたんですが、自分がやりたいと思うミッションではなく、ほかの仕事を探そうかとも考えていた時に、飯綱町で廃校活用事業の募集を見つけたんです。

当時、個人が持つ知識・スキル・経験など、その人が得意とするものをサービスとして紹介し、それを学びたい人とをつなげるしくみが作れたらいいねと友達と考えており、まさに飯綱町の廃校活用事業は、大人の学び舎のようなことを実現できる場所として活用できるんじゃないかと思ったんです。

――ピタッとはまるものがあったんですね。眞鍋さんがやりたいと思っていた、学びを通じたつながりの場づくりは進んでいるのでしょうか?

さっきその打ち合わせをしていたところです(笑)。町内に里山に伝わる文化や伝統食などを継承しているおばちゃんたちの団体があって、その方々を先生に、歴史や文化、食について学ぶ場をつくりたいと思っていました。団体の方々も高齢なので、次の世代に引き継ぎたいとおっしゃっています。最近になって若い世代で興味を持ってくれる人が増えてきて、現在は草木染めワークショップを企画中です。

地元の人には当たり前すぎることも、移住者の方や若い世代には新鮮で、一度は古臭いとか田舎臭いと離れられていたものが回帰して、あらためて求められる時代になったと感じています。

地域に残る文化や食というのは本当に宝です。おばちゃんたちは「学校でも時間をもらって子どもたちに特別授業をしています。今話を聞いている時は眠いなあと思っているかもしれないけど、いつか、ふっと思い出すことがきっとあると信じています」と話してくれます。

私もこの団体に加入しているのですが、教わりながら受け継いでいきたいと思っています。

――地域の方々は協力的ですか?

最初はやっぱり、「協力隊? 何だか訳の分からない人たちだな」と捉えられていたところがあったと思います。ただ何度も通ってお話していくうちに、地域おこし協力隊って何をしているの? というところから始まって徐々に関係が深まりました。80代のおばあちゃんは、「最初はよく分からなかったけど、協力隊について調べたらちょっと勘違いしているところがあった。みんなにも伝える」と言って、応援してくれるようになりました。

それでも100%の人たちの理解を得るのは難しいので、考え方は違っても思いは一緒、いつか手を取り合えたらいいなと気楽に考えています。

――まったく知らない土地への移住は不安もあったと思うのですが、その辺りはどうでしょうか?

友達にも勇気があるねってよく言われます。自分の田舎でもないし、誰も知っている人もいないのに、今の仕事を辞めて行くのはすごいねって。まあ、言われてみれば確かにそうかもしれませんが、あまり不安はありませんでした(笑)。絶対帰らないと思っていた訳でもないし、絶対にこうしなきゃという気負いもなくて、もうご縁があったとしか思えません。

――「ご縁」てあるんですね。いろいろな方にインタビューしていても「ご縁」という話を聞きます。

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