ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山の冬)

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長野地域に住もう!(移住・二地域居住のすゝめ Part6) 飯綱町編

飯綱に来る前は、東京の高尾山に関係した会社にいたんですが、高尾山は飯縄大権現を奉っていて天狗伝説があるんです。気がつけば、飯綱町の飯縄山こそ飯縄大権現のルーツ。高尾山の方には、天狗が運んだご縁だねと言われました(笑)。

――編集・ライターの仕事も続けてらっしゃるのですか?

東京時代からの仕事をひとつ続けさせてもらっています。他には、私が着任した時、ちょうど町のPRサイト「いいいいいいづな」が立ち上がって、そのサイトの編集をやっています。このサイトのコンセプトは、町民目線で町のいいところを紹介してもらい、いずれ町民ライターさんが「ライター」として仕事ができるようになることなんです。そのために原稿の添削をしたり講習会を開催したりしています。

実はそこから派生して、編集デザインチームを作ったところです。町でビジネスコンテストを行なっているのですが、出場していたデザイナーの女性と共通の趣味から知り合いになって、一緒にやろう!と意気投合したんです。会社ではなくフリーランスの集まりで、小さな編集プロダクションみたいな感じです。

メンバーは、デザイナーやライターの卵で、個人では仕事を受けたことがない方がほとんど。進行中のチラシのデザインをやってくれている方は、小さなお子さんがいるお母さんです。デザインやライティングは在宅ワークでもできるので、空いている時間を使って、プロに訓練してもらいながら仕事をすることができます。将来的には、デザイナーやライターに興味を持っている人たちに講習していければと思っています。

――仕事や生活の面で苦労はありましたか?

そうですね、大変なことばかりでした。例えば行政との関係であれば、うまく思いが伝わらず、勇み足を注意されました。

地域では、地域おこし協力隊というものが浸透していなくて、「協力ならタダで何でもやってくれるんか。何の成果を生んだんだ。どうせ、任期が終われば出ていくんだろう」と言われたこともありました。これは、少しずつ顔を知ってもらって安心してもらうしかないなぁと思いました。

ご近所づきあいについても、人見知りされるような時もあって少しショックを受けたこともあったんですが、段々と仲良くなる人が増えてきました。地域のイベントには端から参加しました。そうすることで、いろいろな方と話ができるのが楽しいです。緊張して、参加するのが億劫になることもあるけれど、勇気を出して行くと楽しくて、次も頑張って行ってみようと思える。周りの人の応援があるのも大きいですね。

――地域からの期待も大きいですね。他に取り組んでいることはありますか?

畑を借りて少し野菜をつくっています。収穫はできているんですが、忙しくてなかなか畑の草刈りに行かれないので、いつも気がかりです(笑)。

あと、この町で家を買って、そこでポニーを飼うことになりました。子どもの頃にクラブで乗っていて、大学時代は馬術部と、ずっと馬と一緒でした。社会人になって馬との生活から離れたんですけど、せっかく飯綱町に住むのでポニーを飼うことにしたんです。

今、そのポニーを使った事業をやろうと考えています。海外には馬を使ったコミュニケーションの研修があって、最近は日本でも仕事や子育てに取り入れられるようになってきました。馬は群れで生きる草食動物で、必ずリーダーがいます。その馬の性質を理解すると、人間が馬社会のリーダーになり、馬を自由自在に操れるようになります。怒鳴ったり、ムチで怖い思いをさせたりして従属させるのではなく、自分と一緒にいることが安心であることを馬に伝えていきます。これを人間にも当てはめて、自分がリーダーとして適切に振る舞えているのかを振り返り、どう振る舞えば思いが伝わるのかを馬を通して学ぶというものです。コミュニケーションが希薄な現代だからこそ求められる研修になるかなと思っています。

せめて私のポニーには、自分の餌代くらい稼いでくれないかななんて(笑)。

――それは面白そうですね!

一方で、馬はセラピーにも使われることもあります。生きにくい世の中にあって、癒しを求めている人も多いので、研修と固く考えるのではなく、田舎で馬と戯れたりして、ゆったりするというだけでもいいかなと思っています。それが飯綱に来てもらうきっかけの一つにでもなればいいなと思います。

――その研修、ぜひ行きたいです!

ぜひ体験してみてください!上司の方と一緒に!!

興味をもってくれている団体がいくつかあって、実際に体験してもらって検証しています。動かない馬をどうやって動かすのか見るのも面白いですよ。ぐいぐいと引っ張ったりする人もいれば、「行くぞ、行くぞ」と声掛けしている人、おしりを押す人もいて、その人たちの性格が何となく見えてしまう。私も勉強中なので、思ったように動かすことができないときは、「何で言うこときいてくれないの!」ってイライラしちゃうこともあります。そういう時は、ふと我に返って冷静になり、馬に気分転換させて、もう一回チャレンジすると上手くいったりすることもあるんです。

子育てでも仕事でも同じですよね。そういう体験ができる場にしていきたいですね。

ポニーのお話は大変興味深い!(左:真鍋さん)

――あと半年で地域おこし協力隊の任期も終わるようですが、今後はどんなことをしていきたいですか?

今は、ポニーの事業を進めています。

あと、飯綱町に買った古家を現在リフォーム中で、完成したら今年中にアパートから引っ越す予定です。その家の壁は、ワークショップ形式で知り合いを集めて塗ろうと思っています。

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