2015.03.12 [ 子ども・若者長野地域の【暮らし】 ]
長野×金沢リノベトラベル
こんにちは、地域政策課のmです。
平成27年2月、長野市の善光寺門前の活性化を目指すNPO法人「長野門前創造会議」(平成26年12月設立)が、まち歩きのための情報冊子「まちるん」を、金沢市のNPO法人「金沢観光創造会議」と共同で発行しました。
冊子の副題は、リノベーション(再活用)とトラベル(旅)を合わせた「リノベトラベル」。長野市と金沢市で、古民家や蔵、商家などを改修・再生させて営業するカフェ、ギャラリー、オフィス等、24施設ずつ48施設を紹介しています。
冊子の発案者の一人でもある、「長野門前創造会議」理事長の寺久保尚哉(てらくぼなおや)さん。3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業や4月の善光寺御開帳に合わせて、「有名な観光スポットだけじゃない、双方のまちの魅力を発信して、まちを回遊してもらいたい!」と、意欲満々。
冊子は1万5千部刷り、長野市と金沢市のホテル、公共施設、東京都内の観光案内所などに置いています。
法人設立の母体となったのは「SHINKOJIプロジェクト」。平成24年に、寺久保さんが善光寺門前の「新小路」という小路で見つけた古い店舗を、再生・活用しようと声掛けをして発足したプロジェクトです。
昭和45年に建てられた社屋と倉庫、土蔵の4棟の建物を前に、皆でやりたいことを書き出したら、驚くほど出てきて。建物に少しずつ手を入れ、平成26年には4棟のうち3棟が、カフェ、シェアオフィス、シェアハウス、アトリエ、ショップなどに生まれ変わりました。
リノベーションにより、善光寺門前や周辺では古い建物を生かした 新しい店舗が少しずつ増えてきました。一方で、百年以上続く老舗も数多くあります。新名所や旧跡を一緒にまち歩きで巡る楽しさを発信できれば、大きく人の流れが変わり、まちの活性化につながると寺久保さん達は考え、NPO法人を設立。法人としての活動第一弾が、平成26年度地域発元気づくり支援金を受けての冊子の発行となりました。
冊子では、細かい部分にもこだわりがあります。地元の人と触れ合ってまちの良さを知ってもらいたい!と、右上部分に付けたのが、下記のマーク。 掲載施設のオーナーに、「見学を受け入れ(事前連絡必要な場合もあり)、建物や周辺についての説明をしてください。」と、お願いしました。
また、長野と金沢のまちの特徴を対比したページもあります。
「江戸時代の『参勤交代』では、加賀藩前田家が江戸に出るために、北陸道から善光寺街道を経由して中山道に入るコースが多く使われたようで、その道中の宿泊に使われていたのが善光寺宿。」との記述もあり、読み物としても充実しています。
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