こんにちは、商工観光課のP子です。
7月1日から信州アフターデスティネーションキャンペーンが始まりました!
…少し前の話で恐縮ですが…6月某日、市町村の枠を越えた長野地域の広域観光の促進とそれを担う観光案内所等の職員の交流・人材育成を図るために、代表的な観光地の一つである小布施町で『観光案内力向上のための研修会』を開催しました。
現地研修会では定番の観光地だけでなくガイドブックには載っていないまち歩きの情報や小布施町の取り組みについて、小布施まち歩きガイドさんにご説明いただきながら見学しました。
そこで今回は、小布施まち歩きをご紹介!!\(^o^)/
小布施と言えば、栗と北斎と花のまち。小林一茶ほか文化人との交流も多いまちです。
小布施には小林一茶の句碑が30基あり、そのうち12基は栗を読んだもの。
長野電鉄小布施駅ホーム … いがごてら都へ出たり丹波栗
長野電鉄小布施駅前 … 拾れぬ栗の見事よ大きさよ
一茶句碑は小布施駅を起点として、最終目的地を役場において町内を一巡しやすくなっているそうです。
江戸時代、「小布施栗」は将軍家への献上品。当時から有名だったんですね!ちなみに、現在、まちの中には落葉樹で落ち葉の多い栗の木は植えられていないとのこと。一つ一つガイドさんからの説明を聞きながら見学すると、日頃気づかなかった発見がたくさんあります!(@_@)
こちらは小布施中心に10基ある「物語ボックス」。
紙芝居型の屋根付きボックスで、5枚のパネルからなる物語は小布施に伝わる昔話。温かみのある絵に惹きこまれます。ボックスは全天候型で、パネルはスライドしやすく、お子さんが指を挟まないように工夫されているとか。時間の都合でゆっくり拝見することが出来ませんでしたが、全10話、ゆっくり読んで制覇してみたいです♪
小布施町立図書館まちとしょテラソを通り抜け、小布施町立栗ガ丘小学校の脇道を歩きます。どこも開放的です。
図書館は仕事帰りに利用できるように夜8時まで開いているそうです。外観もオシャレで緑に囲まれていて素敵♪
みなさんは「おぶせまちじゅう図書館」をご存知でしょうか?私は今回の見学で初めて知ったのですが、こちらも小布施のまちづくりに向けたアイデアの一つ。個人のご自宅やお店の一部に本棚を置いてコミュニケーションの場としている取り組みです。
この「おぶせまちじゅう図書館」の白い旗がかかっていれば「自由に入っていいですよ」のサイン。
今回伺った「かねいちくつろぎサロン」さんはとても立派なお宅で、以前は商店だったそうです。壁一面の本棚に、テーブル、小上がりや台所まで完備。使用料は無料で、地域の方々の集まる場としても利用されているとのこと。利用の予約は壁にかかっているカレンダーに記入するだけ!これも驚きです。
「かねいちくつろぎサロン」さんの空間は小布施のみなさんの取り組みが伝わってくる、おもてなしの心に溢れた温かさを感じました。
6月中旬までは栗の花も見ることができます。独特なニオイと珍しい形です。これが栗になるというのも不思議な感じがします…。
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