信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

練習あるのみ~森林林業セミナーでの実践~

林業総合センター指導部のぶらた森です

森林や林業を理解するために実施している森林林業セミナー

森林林業セミナーでは、林業の専門技術者として必要な知識や技術を学びます。このために、安全な伐採技術をみんなで考える時間を設けています。昨年度のこの研修の中で、チェーンソーをちゃんと扱えるような練習を行う時間も設けて欲しいとの要望がありました。

確かに、研修の中で最低限の基本を学ぶことは出来ますが、経験を積むことも大切です

幸い、先日のブログで紹介させていただいた伐倒練習機が納入されましたので、早速、この装置をフル活用して、正しく伐る基本的な練習を繰り返し行う時間を設けました

森林・林業セミナーには、チェーンソーに触れるのが初めてという方から、ベテランの方まで、様々な方が参加されます。ベテランであっても自己流で慣れてしまい、基本を忘れた作業もあることから、受講生同士でお互いの伐採練習を教え合うことを基本として、練習を行ってもらいました。

ちなみに、練習に使用した丸太は、毎年実践しているこの研修で倒したものを有効に活用しています。

受講者が10人を超える中で練習機は一台のみ・・・

さすがに効率が悪いと判断した受講者は、即席の練習台を開設

この方法だと、一人での作業は出来ませんが、受講者同士が協力することで、何カ所もの作業スペースを確保し、何回も練習をしていました。

基本的な練習の後、場所を演習林に移し、伐採の応用編の練習を行いました。

倒れたら建物を壊してしまいそうな木や、森の中に傾いていて倒しにくい枯木をどのようにすれば一番安全に伐ることが出来るのかを参加者で考えながら伐ることにしました。

伐採をはじめる前に、まずは全員で安全に伐るための方法を徹底的に話し合います。

この作業で重要にしていることは、効率よりも安全を大切にするという意識。

安全第一を徹底的に意識してもらいます

このため、安全のために設置するけん引具の設定についても、一つひとつ安全な方法を丁寧に確認します

準備が整って伐採に入る際も、正しく受口が作られているかどうかを確認しながら、すべての行程を全員で確認しながら、安全作業の基本に則って、進めます。

こうした作業の工程は、建物近くの伐採であっても同じです。

今回は、重心が建物側に傾いている木を伐ることになりました。

けん引具を用いて安全な方向へ木を倒すことにしました。

このようにして、常に安全を最優先した伐採作業でしたので、実際に林業現場で働いている方からすれば、効率が悪すぎるとの指摘もあるかもしれません。

しかし、林業における事故は、チェーンソーを使った伐倒作業時に多く発生しています。効率ばかりを考えることで安全が疎かになることが一番恐ろしいことです。

今回のような徹底的に安全を意識することで、安全第一を意識した林業技術者として羽ばたいてもらいたいと思います

〈本件に関するお問い合わせ先〉
林業総合センター指導部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

 

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