2017.05.05 [ 林業総合センター ]
伐木造材講習の内容は毎年進化しています
長野県林業総合センター指導部です。
樹木を伐採するチェーンソーは、林業に限らず様々な業種で用いられています。しかしチェーンソー作業における事故がとても多いため、労働安全衛生法に基づき、事業者が安全な作業を行うための特別教育を労働者に受けさせることが義務付けられています。
林業の技術者養成を行っている当センターでは、安全に林業に従事していただくことを目的として、森林整備など「林業」でチェーンソーを扱われる皆様を対象として、特別教育に準拠した伐木造材講習を実施しています。
今年度の講習も4月26日から始まり、今までチェーンソーを触ったことがない方も含め、森林整備に従事される皆様向けの3日間の講習が始まりました。
当センターで行っている講習内容は、以前のブログでも紹介しておりますが、講習で使用するテキストは、ここ3年の間に毎年変わっています。
参考までにここ3年間の講習で使用しているテキストを並べてみましたが、表紙が変わっており、今年度発行された最新のテキストには「改訂初版」の文字が入っているのがわかります。
テキストの内容が変わった背景は、チェーンソー作業による事故が減らず、安全対策をさらに徹底する必要があるとのことから、保護具の着用が義務付けられ、当所で実施する講習でも、チェーンソー使用時には足回りと目の周りを保護する防護具の着用を義務付けています。
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