長野県林業総合センター指導部です。
当センターが実施している「森林・林業セミナー」では、木材利用をテーマとして10月に4日間の研修を実施しました。
木材の中で一番多く使用されているのが、建物を建築する際の骨組みとなる構造材です。
地震や台風などの自然災害に見舞われることが多いわが国では、建築用に使用される木材にも高い性能が要求されます。そこで、当センターの木材部では、以前に紹介した「信州型重ね梁」など開発している製品の品質試験を行って、安定した性能が担保されるかを確認しています。
今回実施したセミナーの研修では、当センターで実施している木材の乾燥方法の違いによる性能評価試験を体験してもらいました。
最初は、乾燥が終了した試験体を上の写真のように必要なサイズに切りながら、含水率を調べるための試験体を採取しました。その後、下の写真のようにかんな掛けを行い、通常の製品と同じように仕上げます。
こうして出来上がった製品の強度を調べるため、まず木材の大きさや太さ、重量などを写真のように測定します。
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