信州森林づくり応援ネットワーク

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自分の想いを形にする~林業士入門講座Ⅱ~

林業総合センター指導部 ぶらた森 です

森林資源の多い信州の山村で、その資源を活かした地域のリーダーとなるために行っている今年度の「林業士入門講座」では、前回のブログで紹介したように「森林の恵みを地域で活かす」取組を学ぶところから始めました。

その後も、県内で長年活躍されている先輩林業士の活動を教えていただくことや、

山梨県北杜市で活躍される林業研究グループの活動をお聴きしました。

山梨県では、地域で活躍している異業種同士が連携しながら、互いの業務を向上させることにつなげている林業事業体の方と、里山の森林整備を進めるNPO法人でありながら、人件費を含めて自立を進めている方からお話を伺いました。

このような話を伺いながら、受講生には、それぞれが目指す林業士の姿を意識してもらうようにしています。

とはいえ、自分自身で思っているだけでは、リーダーと呼べるようにはなりません。

少なくとも地域の皆さんに評価していただくことが何よりも大切です。

そこで、8月と10月の研修では、実際に自分たちの想いを人に伝えるための発表をすすめてきました。

まず、8月には、自分たちの想いを人に届けるため、森の中にある林業総合センターで発表をしてもらいました。せっかく発表するならばと、その様子を撮影して、皆さんに見てもらうことを考えました。

当初の計画では、研修に協力を頂いている県立長野図書館の方に見ていただくことを想定し、林業総合センターと県立長野図書館をライブ中継で結ぶ予定としておりました。

しかし、実際に映像を流してみると、人里離れた山裾にあるという林業総合センターの環境が災いして、電波がほとんど届かない事態に。

そこで、受講生が森の中で発表している姿を動画で撮影し、撮影した中身を編集して、関係者に見ていただくことにしました。

ここでのプレゼンテーションの内容は、受講生自身にも見ていただき、自分の想いが人に対してどのように伝わっているのかを改めて認識してもらうようにしました。

さらに10月の研修では、自分の実施したいことを整理し、具体的に「どのような活動を行って地域の課題を解決しようと考えているのか」を発表してもらいました。

私たちとすれば、長野県林業士が、林業を核とした課題解決に必要な人材として活躍してほしいと考えています。

今回の発表では、外部の視点からの意見も頂きたいと考え、県立長野図書館のスタッフにも地域住民の代表として協力いただき、受講生への厳しくとも温かい視点を戴くことができました。

林業士入門講座は、次回12月の講座で、今年度の講座が終了になります。

こうした研修を受けた受講生が、地域でどのように活躍できるのかに期待しています。

 

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