2017.09.29 [ 林業総合センター ]
お歯黒の原料 みーつけた
長野県林業総合センター指導部Kです。
林業総合センターの構内でアメリカシロヒトリに加害されたヌルデの木を見つけました。
今年は、数年ぶりにアメリカシロヒトリの幼虫が各地で沢山発生しているようで、幼虫に食べられて丸坊主になってしまった木も見かけています。
森に囲まれているせいか、アメリカシロヒトリの被害はほとんど見られないのですが、周囲で大発生しているときは、ここでも被害を受けることがあります。
被害の状況を確認しようと近づいてみると、木の一部に赤い色が見えました。
ヌルデは、秋の早い時期から紅葉することで知られており、
「小さい秋見つけた!」
と近づいてよく見ると、
色がついているのは葉ではなく、写真のような「実」???のようなもの?。
ヌルデの実は、幹から穂を下げ、その先に茶色い種子をつけるので、このようなごつごつした雰囲気にはなりません。
これが木のあちらこちらにブラブラとぶら下がっており、紅葉し始めた雰囲気になっていました。
ちょっと調べてみようと、赤い実と思われるものを切り取ってみると、葉っぱの一部がふくらんでおり、「虫こぶ」と呼ばれるものだとわかりました。
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